2015年の10月の養蜂日記
西洋蜜蜂 ダニとの戦い 2015年10月27日
作業内容、給餌、見回り、蜂場探し
気温が下がり蜜蜂が行動を開始する時間が遅くなって来ました。10時頃になり外気温が上がると蜜蜂は活発に飛び回り、ツメレンゲやラベンダーセージなどから花粉や蜜などを集めています。
↑開花したツメレンゲに訪れる蜜蜂
今日はダニの寄生対策を中心に内検を行いました。ダニの薬が効きやすい群と効きにくい群があります。
↑薬が効いている巣箱内部の様子。ダニの死骸が確認できます。
薬が効きにくい群はそのままにしておくと全滅するので粉砂糖法の実地が欠かせません。
↑粉砂糖をかけた働き蜂をふるいにかけ、働き蜂からダニを引き離します。
↑粉砂糖法の結果駆除できたダニの様子。
粉砂糖法で多くのダニを駆除できました。明日も同じ作業を行います。
西洋蜜蜂 ラベンダーセージ 地植え 2015年10月25日
作業内容、見回り
今日は蜜蜂のメンテナンス作業はお休みで、鉢で育てていたラベンダーセージが枯れそうだったので地植えにしました。
↑地植えにしたラベンダーセージの様子。直径30cm程の立派な株です。
3年かかりましたがかなり大きな株に育ってくれました。来春芽が出ることを祈ります。
ラベンダーセージの作業のついでに鉢植えの椿も地植えにしました。
↑地植えにした椿の様子。
蜜蜂の健康を考えると多様な種類の蜜源が必要となるため、鉢場には様々な種類の蜜源植物が植えてあります。
西洋蜜蜂 蜜源植物 地植え 2015年10月24日
作業内容:見回り、内検
昨日に続き貯蜜状況の確認と花粉を与えるための内検を行いました。作業が終わった後は蜜源植物を植えました。
↑
ジューンベリーの親戚だそうです。
↑
リョウブに似た花が咲くとのこと。
木は花が咲くまでに時間がかかります。今日植えた子達が蜜を吹いてくれるのはいつになるのでしょうか?
西洋蜜蜂 オオスズメバチとの戦い続く 2015年10月23日
作業内容:見回り、内検
貯蜜状況の確認と花粉を与えるための内検を行いました。貯蜜状況はかなりよく今月中
には給餌(砂糖水)の必要はなくなりそうです。
内検をして歩いている最中にオオスズメバチに襲われている巣を発見!!
巣門にはオオスズメバチブロックをつけていましたが、隙間があったようでブロックの中
で戦いが起きていました。
↑戦いに破れたオオスズメバチ
↑ブロックの中の戦いで死んだ蜜蜂
早く気がついたので30匹前後の犠牲ですみました。11月中旬までは油断できません!!
西洋蜜蜂 ダニの検査 2015年10月22日
作業内容:見回り、内検
今日はダニの検査をメインに内検を行いました。ダニは365日寄生が起きます。そのため薬を用いて駆除が終わった後も定期的に寄生率をモニタリングする必要があります。
↑粉砂糖で白くなった蜜蜂
今日10箱粉砂糖法を行いましたが、寄生は確認出来ませんでした。一安心です。
西洋蜜蜂 糞害の発生 2015年10月19日
本日の作業内容:動画撮影、給餌、糞害への対応
天候がよく動画の撮影日和でした。花粉の蓄えられた巣碑枠の様子などを撮影しました。
↑花粉が貯蔵された巣碑枠の様子。
オレンジ色や黄色の物が花粉です。花粉は季節によって色が異なります。
撮影を終え一休みしようとした矢先に市役所から電話がかかって来ました。
電話の内容は、蜜蜂の糞(糞害)で苦情が出ているでした。
今年借りた蜂場の近くに車屋があり、そこからの苦情でした。
糞害とは、蜜蜂の糞が服や車などにつくことで春や冬に発生しやすいです。糞害は巣箱の半径100メートルの南、東、または蜜源への飛行ルートで発生しやすいです。
先方との話し合いで今年中に移動することなりましたが、移転先は簡単には見つかりません。そこで募集です。
岐阜県関市、美濃市で耕作放棄地を所有されている方、または使用していない畑をお持ちの方、土地を貸していただけないでしょうか?
貸していただける方は、0575-46-2475までご連絡下さい。よろしくお願いします。詳細はお電話にて説明させて頂きます。
西洋蜜蜂 蜜源植物を植える。 2015年10月17日
今日は先日購入してきた蜜源植物、ダンギク、ラベンダーセージ、ピンクアメジストエージを植えました。
この時期に植えると充分根がはれないので枯れることが多いので、春先に苗を購入したいのですが、春先は苗を売っていません。
↑植えたラベンダーセージ
ラベンダーセージは非常に人気が高いです。アメジストセージが流蜜するまでの非常に重要な蜜源植物です。
西洋蜜蜂 悲しい雄蜂の宿命 2015年10月12日
本日の作業内容:給餌、動画撮影、蜂場見学
風もない作業がしやすい一日でした。蜜蜂は今日も元気に飛び回り花粉を集めていました。
↑活発に飛び回る蜜蜂の様子。オオスズメバチ予防のネットが出入りに邪魔ですが、外すことができません。
オオスズメバチの襲撃は少し落ち着きましたが、油断できない状況が続いています。
↑粘着シートにかかったオオスズメバチの様子。蜜蜂が粘着シートについてしまうこともあります。
養蜂を初めて行う方からもっとも寄せられる質問に雄蜂と女王蜂の区別がつかないがあります。そこでDVDのリニューアル時に雄と女王蜂の違いを紹介しようと動画の撮影を行いました。今日は雄蜂を紹介します。
↑雄蜂の様子。画面中央部分に2匹の雄がいます。
雄は目が大きく、働き蜂よりも体が一回り大きい。針がないのが特徴。
雄は餌を取りにく行くことはなく、働き蜂から餌をもらい生きています。生きている目的は交尾です。
交尾に成功するとお腹がちぎれて死んでしまいます。交尾できなかった雄は秋になると餌を消費するだけの存在になってしまうので巣箱から追い出され餓死していまいます。
交尾して子孫を残して死ぬか、子孫を残せず餓死するか!雄蜂は悲しい宿命を背負っています。
以上が雄蜂の紹介です。
西洋蜜蜂 ピンクアメジストセージ 2015年10月11日
本日は久しぶりの休みで、園芸店に行き、ラベンダーセージ、ダンギクなどこの時期に欠かせない蜜源植物を購入しました。
↑購入した蜜源植物の様子。
園芸店で珍しい蜜源植物を発見!!ピンクアメジストセージです!
↑購入したピンクアメジストセージ
↑ピンクアメジストセージの花の様子。紫とは違い可愛い感じです。
ピンクのアメジストセージは初めて見ました。紫色のアメジストセージはこの時期に欠かせない蜜源植物ですがピンクは蜜が出るのでしょうか?今後が楽しみです。
西洋蜜蜂 巣箱交換と給餌 2015年10月8日
本日の作業内容:巣箱交換作業、給餌
昨日に続き風が強く作業がしにくい一日でした。
↑風に負けず元気に飛び回る蜜蜂の様子。
巣箱を7枚箱に変更する作業と給餌を中心に行いました。
↑生育が順調な蜜蜂の様子。
明日も給餌と巣箱の交換作業です。
西洋蜜蜂 給餌 2015年10月7日
作業内容:給餌、巣箱の交換作業、ダニの寄生群のその後確認。
朝の気温がぐっと下がり、蜜蜂が活動を開始する時間が遅くなってきました。
↑9時半を過ぎ、外気温が上がり始め行動が活発になった蜜蜂の様子。
足に花粉をつけて巣箱に帰って来たところです。黄色、赤色など様々な色の花粉が確認できます。
昨年よりも冷え込みが厳しいようなので、越冬の準備を早めに行おうと考えています。
越冬の準備としては、十分な貯蜜量の確保、巣箱のサイズ調整、巣門の幅の調整、断熱材の巻きつけなどがあります。
10月中に行うのは、十分な貯蜜量の確保、巣箱のサイズ調整、巣門の幅の調整で、
巣門の幅の調整は下旬の行います。
今年の越夏の結果ですが、越夏に196箱で入り、交尾不良、女王蜂の寿命が原因で7箱が全滅しました。ダニの被害による全滅はまだありませんが3箱が危ない状況です。
昨年よりも越夏率は非常によく、生育は全体的に順調ですが、流蜜量が少なかったので300kg以上の砂糖が必要でした。
↑健康な群の巣碑枠を下から見た様子。
ブログが同じ写真ばかりになりそうだから困ったと妻に相談したら、下から見たアングル良かったから写真にするねと撮影してくれました。
来春健康で温和、元気な蜜蜂をお届けするためにこれからも大切に育てていきます。
西洋蜜蜂巣箱 山田くんの巣箱出荷開始 2015年10月5日
作業内容 内検、巣箱出荷
気温が下がり始め蜜蜂が動き出す時間が遅くなっているので、7時の蜂場の見回りはとても静かです。
午前中は見回りと内検を行いました。2箱無王群になっていて1つの群には王台がありましたがこの時期からの新王誕生は厳しいと判断し合同することにしました。合同作業は明日行います。
昼からは山田くんの巣箱のモニターさんへの出荷作業を行いました。
↑出荷の準備を終えた山田くんの巣箱の様子。
どんな感想が届くのか非常に楽しみです。
西洋蜜蜂 蜂場見学 2015年10月3日
作業内容 内検、蜂場見学
朝早くに蜂場の見学をお願いしたいと電話頂きました。山梨で養蜂を行っている方からの電話で、越冬に毎年失敗するからポイントなどを教えて欲しいとのご依頼でした。
蜂場見学や出張サポートなどの依頼があると、微力ながら役に立てることに非常に嬉しくなります。
蜂場見学では、越冬の前のポイント、給餌の行い方、産卵がまばらな群の対応、継箱の外し方、などをお伝えさせて頂きました。