2016年1月の養蜂日記
西洋蜜蜂 1月のまとめ 2016年1月31日
あっという間に1月が終わりました。暖冬になると思っていましたが非常に強い寒波に襲われ急に冷え込むという異常気象になりました。
1月の目標は餓死0でしたが、こまめな見回りの結果達成できました。春まで後少しです!!
西洋蜜蜂 見回りと掃除 2016年1月28日
作業内容:見回り、工場の掃除
今日は暖かく蜜蜂は非常に元気に活動していました。午前中は見回り、昼からは巣箱作りを行いました。
↑蜂場に置いたキンギョウ草を訪れる蜜蜂の様子。寒くなる前に巣箱に帰るんだよと思わず声をかけてしまいました。
寒波の影響はあったものの全体としては生育は順調です。給餌が必要な巣箱が数箱あったので給餌をしました。
↑午前11時頃の巣門の様子。脱糞飛行や餌を集めに行く働き蜂で巣門は渋滞しています。蜂場はブンブンと蜜蜂の羽音が溢れています。羽音を聞いていると心癒されます。活発な蜜蜂を見ていると嬉しくなりつい沢山の写真をとってしまいました。
↑渋滞する巣門の様子のアップ
↑巣門で風を送り換気を促す蜜蜂の様子のアップ。何度見ても毛に覆われた蜜蜂の体は美しいです。
花粉を持ち帰る働き蜂が見かけられるようになりました。そこそろ産卵を再開する頃です。
昼からは巣箱を作っている工場の掃除をしてから工程4 :底板作りをしました。底板と蓋作りに欠かせないブリキの板が午前中に届きギリギリで作業に間に合いました。
↑届いたブリキの板の様子。400枚の束はかなりの重さです。
山田くんの巣箱の底板は下駄が4センチ角なので従来の巣箱(は3センチ角が一般的)よりも設置した時に安定しやすいです。
↑山田くんの巣箱の底板の下駄の様子。下駄を太くしたので安定性は増しましたが巣箱が少し重くなってしまいました。
後2週間で7枚箱は完成する予定です。
西洋蜜蜂 見回り 工程3終了 2016年1月27日
作業内容:見回り、巣箱作り
数年に1度の強い寒波がやっと過ぎてくれました。蜜蜂が耐えられるとされる-5度を下回ったので全滅している巣箱があるのではないかと心配していました。
朝から見回りを行うと巣門の前に沢山の働き蜂が死んでいる巣箱がありました。
↑巣門の前に沢山の働き蜂が死んでいる巣箱の様子。死んでいる働き蜂の様子を確認してから、巣箱を軽くノックし生存確認し最後に巣箱の重さを確認しました。
全滅している巣箱はなく一安心しましたが、春目前で死んでしまった働き蜂を見ていると心痛みます。明日からは気温が上がり3月上旬並の気温になるようです。体調管理に気をつけてくださいませ。
昼からは巣箱作りで、今日で工程3が終わりました。
↑完成した胴体の様子。
明日からは工程4、底板作りに入ります。
巣箱作りを終えた後は、ティーツリーを植えるための場所を作りました。当初の予定は生垣でしたが、蜂場の小屋の跡地のコンクリートが簡単にめくれることが分かったのでそこに植えることにしました。
↑コンクリートめくった小屋の跡地の様子。後半分程めくる必要があります。ここにティーツリーを植えます。どんな風になるか楽しみです。
西洋蜜蜂 ティーツリー購入 2016年1月24日
大雪を覚悟していましたがほとんど降らずに助かりましたが、気温がかなり下がり最低気温が-5度近くになりました。
今日はティツリーを購入するために園芸店に行きました。
↑購入したティーツリーの様子。5種類程あります。開花までは2~3年。ティーツリーの中には耐寒性が低い物(レモンティーツリー、レボリューションゴールド)があるので注意が必要です。
耐寒性、耐夏性が高く育成しやすいのがメディカルティーツリーだそうです。
ネットで見ていたよりも安価だったので30株程購入しました。蜂場にティーツリーの生垣を作る予定です。
西洋蜜蜂 雪対策 2016年1月23日
作業内容:巣箱の制作、雪対策
午前中は巣箱作りです。もっとも時間がかかる工程3ですが、時間を気にし過ぎると上のハチマキの位置がズレるなどのミスが発生する原因になるので慌てる気持ちを捨てるため、『蜜蜂の大切な家を作っているんだ』と心と体に言い聞かせながら丁寧な作業を心がけています。
↑もっともミスが発生しやすいハチマキの取り付けの様子。下のハチマキから決める方法を試しましたが、木材に数mmの誤差があるため上手くいかなったです。
巣箱を作った後は雪対策のため屋根を設置していない巣箱に屋根を設置しました。今日の夜から月曜日まではかなり寒くなり雪が降るようです。雪が降ると近づけない蜂場があるので屋根を設置しました。
↑屋根を設置した巣箱の様子。
西洋蜜蜂 お値打ちブラシノキ 2016年1月22日
作業内容::巣箱制作
巣箱作りに使用するドリルが折れてしまったのでホームセンターに行きました。この時期になると桜などの苗が売られるようになるので園芸コーナを見に行くと処分コーナーにブラシノキを見つけました。
大きさは中程度、傷んでいる様子はありません。それなのに定価の20%になっていたので迷わず購入しました。
↑購入したブラシノキの様子。
ブラシノキは種類によりますが3m位と大きくならない上に小さい頃(若木)から花を咲かせてくれるので即戦力になってくれるのでお勧めです。
昼からは巣箱作りです。工程3の様子を紹介します。工程3では2で組み上げた胴体に換気窓を塞ぐ板などを取り付けます。
↑工程3の様子。上のハチマキを定位置に取り付けるのがもっとも難しいです。定位置に取り付けないと蓋が閉まらなかったり、継箱として積んだ時にがたついてしまいます。
工程3を終えると胴体が完成します。工程4、5、6で蓋、底板、滑走路の作成、焼印をすると巣箱が完成します。
西洋蜜蜂 雪の後の見回り 2016年1月21日
作業内容::見回り、巣箱制作
午前中は雪の影響で昨日見に行けなかった蜂場の巣箱の様子を見て来ました。
↑今日見見回った蜂場の様子。雪が降るとしばらくの間見に行けないので、対策として屋根を設置してあります。
全ての箱の蜜蜂が雪と寒さに耐え元気にしていました。一安心です。
昼からは巣箱の作成です。
↑工程3を終えた巣箱の様子。やっと半分終わりました。7枚箱の後は10枚箱が待っているのでコツコツ頑張ります。
西洋蜜蜂 雪どかし、巣箱作り 2016年1月20日
作業内容::巣箱のどかし、巣箱制作
暖冬から一気に大雪です。
↑今朝の蜂場の様子。一晩で20cm位の雪が降り巣箱が雪で埋もれています。
巣門が雪で塞がると換気不足になり最悪の場合全滅します。また巣箱の上の雪は巣箱を冷やし蜜蜂にダメージを与えてしまいます。
こういったトラブルから蜜蜂を守るため巣門の前と巣箱の上の雪をどかす作業を行いました。
↑作業後の蜂場の様子。
雪をどかすのに役に立つのが車用の雪どかし(下記写真)です。
↑片方はブラシになっているので巣箱の上の雪を断熱材にダメージを与えることなくどかすことができ、もう片方はプラスチックなので巣門の前の雪をどかすのに最適です。
昼からは巣箱作りをしました。
西洋蜜蜂 鶏糞散布実地 2016年1月14日
作業内容:見回り、鶏糞散布、巣箱作成
午前中は見回りと昨日購入した鶏糞の散布を行いました。昨日から気温が一気に下がり蜜蜂の行動が鈍くなったので鶏糞の散布には最適です。
鶏糞は栄養価が高く、安価で散布しやすいメリットがありますが匂いが強いというデメリットがあります。家畜(鶏、豚、牛など)の糞尿の匂いは蜜蜂の嗅覚に影響を及ぼす可能性があるため蜜蜂の行動が活発な時期には鶏糞を散布することはできないです。
↑鶏糞の様子。水分が多いからとの理由でお値打ちになっていましたが乾燥している鶏糞と大きな変わりはありませんでした。
植えてから1年以上が経過している蜜源植物の周りに散布して回りました。昨年までは菊桃などの大きな植物は穴掘りが大変で冬肥えを与えられていなかったですが、鶏糞は散布するだけなので与えることができます。成長が楽しみです。
昼からは、昨日同様巣箱の作成の工程3を行いました。
西洋蜜蜂 鶏糞購入 2016年1月13日
作業内容:鶏糞購入、巣箱作成
気温が急に下がり冬らしくなりました。午前中に鶏糞を購入するためにホームセンターに行きました。
鶏糞は冬肥えとして蜜源植物に与えます。冬肥えは植物の成長を促すために欠かせないです。一番よい与え方は植物の周りに穴を掘りそこに冬肥えを入れる方法ですが、手間がかかります。
昨年までは穴を掘っていましたが今年は巣箱作りで時間がないためどうすればいいか困っていましたが、切花を育ている方から鶏糞の散布が安価で簡単に行えると教えて頂いたので今年からは鶏糞の散布を行うことにしました。
↑購入した鶏糞の様子。水分が多く含まれる訳あり品のため通常の値段よりもお値打ちに購入できました。※巻きにくいだけで性能は通常の商品と変わらないそうです。
昼からは巣箱の制作です。現在工程3を行っています。工程3はハチマキなどを取り付け胴体を完成させます。工程3を終えるには20日程かかりそうです。
西洋蜜蜂 糞害経験実験 クリスマスローズ 2016年1月9日
作業内容:見回り、糞害軽減実験
週末になり気温が下がり始めましたが、それでも例年より暖かく梅が開花しました。
↑開花した梅の様子。
今日は見回りと糞害を軽減するための実験を行いました。
糞害は蜜蜂が遠くまで飛べない10~3月の間に集中して発生します。蜂場から半径100mの南、東で発生しやすいです。
蜜蜂は白い物を目標に糞をする習性があるので、糞害軽減のため蜂場内に白いシーツを敷いてみました。
↑敷いたシーツの様子。少しても糞害が軽減できればと願っています。実験結果は後日報告いたします。
シーツを敷いた後はクリスマスローズの手入れをしました。蜂場には祖母が30年前に植えたクリスマスローズが代替わりをしながら生きています。クリスマスローズは2月、3月の花粉源として非常に重要です。
↑代替わりして30年生きているクリスマスロース。30年前は白い花でしたが今はピンクの花です。
西洋蜜蜂 巣箱作成2 2016年1月8日
作業内容:見回り、巣箱作成、書類作成
午前中は見回りと蜜源植物を植える作業を行いました。
↑今回植えたアズキナシの様子。アズキナシはバラの仲間です。5m程に成長し、開花時期は5~6月です。蜂場のスペースには蜜源植物を植えるようにしてきましたが、そろそろ限界です。
カラスザンショ、キハダ、シイノキ、コシアブラ、チューリップノキなど今の蜂場では植えたくても植えられない蜜源植物が沢山あるので土地の購入を計画しています。
午後は土地を借りている方に飼育届けにサインを頂き、その後巣箱作成の工程1と2を行いました。
↑工程2の様子。木ネジを使い巣箱の土台となる4枚の板を組み付けます。
↑4枚の板を組み付けた巣箱の様子。
今週中に工程1と2を終える予定です。
西洋蜜蜂 新しい蜂場の見回り 2016年1月7日
作業内容:見回り
今日は新しい蜂場の見回りを行いました。
↑新しい蜂場の様子。この蜂場には50箱設置する予定です。巣箱の間隔をできる限り広くするとともに巣門の向きも可能な限り不揃いにしてあります。碁盤の目のように整然と並べると見栄えはいいですが蜜蜂が巣箱を間違えやすく病気、ダニの蔓延の原因になります。
見回りの結果、貯蔵量が少なくなり始めている巣箱があったので給餌しました。
西洋蜜蜂 巣箱作成1 2016年1月6日
作業内容:巣箱作成
今日は巣箱の作成を行いました。巣箱の作成工程は6つあります。今日は工程1と2を行いました。
↑工程1の様子。板に金網と巣碑枠の受けを取り付けます。金網で蜜蜂が傷つかないように金網を取り付けた後にハンマーで叩きます。
西洋蜜蜂 蜜源植物剪定 2016年1月5日
作業内容:見回り、巣箱の制作、蜜源植物剪定
今日は午前中は見回り→蜜源植物の剪定を行いました。今日剪定したのはビバーナムです。
5年前に植えて昨年やっと開花してくれましたが、昨年末から一部が枯れはじめました。
↑ビバーナムの花目の様子。
原因は根元にできたモグラの穴のようです。クワを使い穴を埋め、枯れた枝を取り除きました。
↑剪定前
↑剪定後。かなりスッキリしました。
蜂場はモグラが多く、結構な被害にあっています。蜜源植物を育てるのも中々大変です。
西洋蜜蜂 お年玉 2016年1月4日
明けましておめでとうございます。今日は蜜蜂のお年玉に蜜源植物を購入するためにいつもの園芸店に行ってきました。
私は3月、7月以降の蜜源植物を育てることに重点を置いています。
3月は群が大きくなるために花粉源を中心に豊かな蜜源植物が欠かせず、
7月以降は越夏、越冬のため様々な蜜源植物が必要となりますが、3月、7月以降は蜜源植物の絶対数が少ないので増やしたいと考えています。
今回は3月に開花する蜜源植物を購入するために出かけ、暖地サクランボとダンコウバイを購入しました。
園芸店から帰ると直ぐに妻と一緒に植えました。
↑購入したダンコウバイ。クロモジの仲間だそうです。
↑購入した暖地サクランボ。とても立派ですが太い根が切ってあったので活着してくれるか心配です。
1月の目標
餓死0