山田くんの養蜂追加講座 2018年1月 冬の蜜蜂の様子
山田くんの養蜂追加講座 2018年1月では、冬の蜜蜂の様子を紹介します。
養蜂の大きな壁に『越冬』があります。越冬に失敗する原因は様々ですが、1つに冬の蜜蜂の様子を知らないということがあります。そこで今回は冬の蜜蜂の様子を紹介します。
蜜蜂は冬眠しません。寒さから身を守るため巣箱の中央部分に集まり蜂球を作ります。
↑蜂球になった蜜蜂の様子。密集して体温の維持を維持します。
↑蜂球を横から見た様子。
冬の間、蜜蜂は全く活動しないわけではありません。
温かい日になると餌を集めるためや糞をするために巣箱の外に出かけます。冬は蜜源植物が少なく、充分な餌は集められないので、巣箱に貯蔵されている餌(蜂蜜)はどんどん消費されて行きます。
12月中~下旬になると女王蜂の産卵は一時停止し、1月中旬~2月中旬になると産卵を始めます。産卵が再開され、子育てが始まると蜂蜜と花粉の消費量が一気に増えます。そのため餓死のリスクが高くなります。
以上が冬の様子です。
まとめ:冬に気をつけて頂きたいポイント
・充分な貯蜜量を維持する
・巣門が塞がらないように気をつける