山田くんの養蜂講座第37回では、冬(1月)の重要な仕事『準備』に関して説明します。

1月は気温が低いので、蜜蜂は蜂球を作って寒さに耐えています。そのため基本的に蓋を開けた作業は行いません。では、1月は何も作業がないのでしょうか？

いいえ、作業はあります。とてもとても重要な作業があります。

その重要な作業とは、1年間の準備です。1月は蜜蜂飼育届けを提出する非常に重要な月です。そして、飼育届けを提出するために欠かせないのが年間の計画です。

計画は、目標から決めます。例えば、蜂蜜を100kg絞る、群数を40群増やすなど。目標を決めたら、何処(蜂場)で、どれ位の規模(最大群数)で行うのかを決めて、飼育届けを1月末までに提出します。

提出以外の準備としては、計画に基づいて巣箱や巣碑枠などの養蜂器具の手配をすることや、巣箱の修理などがあります。

以上が準備に関する説明です。しっかりと養蜂を行うために計画は欠かせません。趣味、業に関係なく計画は必須です。1月の間に1年後、または5年後を見据え計画を立てましょう。