山田くんの養蜂講座20回 7月の飼育のポイント 水
山田くんの養蜂講座20回では、水に関してお話します。水は蜜蜂の生命維持のため欠かすことができません。夏場は巣箱中の温度を下げるため多くの水を必要とします。
↑水を飲む蜜蜂の様子
そのため田んぼや池などから水を集めて来ますが、水源が農薬などに汚染されていると働き蜂が大量に死ぬなどし、最悪な場合は全滅してしまいます。こういった事態を避けるためにも水不足を補うためにも、蜂場内に水飲み場の設置をお勧めしています。水飲み場を設置する時の4つの注意点を紹介します。
注意点①容量
水飲み場としてお勧めなのが大きめのバケツ(容量10L以上)です。容量が少ないと直に蒸発してしまいます。
注意点②溺死防止
蜜蜂は非常に溺れやすいです。溺れても仲間は助けれくれません。溺死を防ぐため割り箸やスポンジを活用しましょう。
↑葉っぱを浮かべた水飲み場の様子
注意点③衛生
水飲み場の水は定期的に交換して衛生的にしましょう。また水が切れると蜜蜂は他の水飲み場に行ってしまいます。水飲み場を一度設置したら 水を切らさないように気をつけましょう。
注意点④ボウフラ
ボウフラの発生が気になる場合は、容器にスポンジを敷き詰め水を注ぎ水飲み場を作りましょう。
以上が注意点です。
私のお勧めの水飲み場はビオトープです。10L前後のバケツで小型蓮を育てビオトープを作ります。蓮は花粉源になります。水の確保と花粉源の確保ができるのでお勧めです!!
↑蜂場の蓮のビオトープ。
↑水を飲み蜜蜂。
21年7月改編