山田くんの追加養蜂講座2021年11月巣箱内部の防寒


冬囲いは最低気温がー10度を下回るかどうかを目安に行うか否かを判断して頂きますが、最低気温に関わらず行って頂きたいのは巣箱内部への防寒です。

巣箱内部への防寒の行いかを紹介します。防寒を行うタイミングは最高気温が12度を下回り始める頃です。巣箱内部の防寒4つのステップ。


STEP①巣箱のサイズ確認
巣箱のサイズと巣碑枠の枚数があっていないと巣箱内部の保温性が損なわれます。巣碑枠の枚数と巣箱のサイズが合っているか確認しましょう。例えば、10枚箱に5枚群を飼育している場合は、巣箱を7枚箱へと交換します。


STEP②浮いた巣碑枠の撤去
働き蜂の密度を上げ保温しやすくなるように、浮いている巣碑枠(働き蜂の付いていない巣碑枠)を巣箱から取り除きます。


STEP③蜜枠を追加する
起点の反対の巣碑枠の外側まで働き蜂がいる場合は、蜜枠を1枚追加します。※蜜枠が無い場合はこのSTEPは飛ばして下さい。


↑起点の反対側の巣碑枠の外側まで働き蜂がいる様子。


↑保温性を上げるとともに、貯蜜量を増やすために蜜枠を1枚追加する。


↑蜜枠を1枚追加した巣箱内部の様子。


STEP④空間を潰す
巣箱内部の保温性を上げるため空いているスペースに給餌器を入れ、その外側に断熱材を入れます(下記写真参照)。断熱材は湿気を吸収しやすい新聞紙がお勧めです。


↑起点の反対側に給餌器を入れ、外側に新聞紙を入れた巣箱内部の様子。

※上記以外の方法としては、起点に給餌器、一番外側に分割版、その外側に断熱材を入れる方法や巣碑枠を巣箱中央に移動し巣碑枠を保温板ではさみ、空いたスペースには藁などを詰める方法などがあります。

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