山田くんの養蜂講座 追加講座 2017年8月 暑さ対策
山田くんの養蜂追加講座 2017年8月では暑さ対策に関してお話をします。
蜜蜂は暑さに非常に弱いです。気温が30度を越えると活動が鈍くなり始め、35度を超えると女王蜂の産卵が停止してしまうことがあります。このように蜜蜂は暑さに非常に弱いので、暑さから守ることは越夏率を上げるために非常に重要です。暑さ対策を3つ紹介します。
暑さ対策1:屋根
巣箱に直射日光が当たると、巣箱の温度が上がり蜜蜂は疲弊してしまいます。巣箱の温度の上昇を抑えるため巣箱には屋根を設置しましょう。屋根の材料として発泡スチロール、ベニヤ、アルミシートなどがお勧めです。屋根と合わせて寒冷紗やスダレなどを使うとより効率よく日光を遮ることができます。
↑屋根を設置した巣箱の様子。屋根と巣箱の天板の間に角材などをはさみ、空間を設けることがコツです。
暑さ対策2:巣箱と地面の距離
巣箱を地面から30cm程上げると、地面からの熱の影響を受けにくくなります。30cmが無理な場合は、少しでいいので上げましょう。
↑暑さから蜜蜂を守るためコンクリートブロックを立てその上に巣箱を設置する。
暑さ対策3:水飲み場
巣箱内部の温度が35度を超えると、蜜蜂は巣箱内部に水をまき温度を下げます。そのため水の確保は非常に重要です。蜂場内の日陰に、充分な量の水飲み場を設置しましょう。
以上が暑さ対策の説明です。しっかりと行い蜜蜂を暑さから守りましょう。