2021年 3月の山田くんの養蜂日記


私は、多産、温和、安心安全にこだわり種蜂の育成を行っています。弊社の種蜂をご購入頂いたお客さんを笑顔にしたい!種蜂なら山田くんの養蜂場と言われたい!そんな想いを抱きながら毎日の作業に励んでいます。山田くんの育成日記ではその様子を紹介します。

21年春の種蜂ご予約受付中です。越冬群は完売。現在新王群のみの受付けとなっています。

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西洋蜜蜂 2回目のフソ病検査 21年3月30日

【主な作業:フソ病検査、給餌】

気温は春を通り越して初夏の陽気。植物も蜜蜂も勢い増し増しです。


↑順調に育った苺。今まででもっとも成長が良いです。


↑タンポポも春の重要な蜜源。

今日は桜にほとんど訪花していませんでした。





まずは2回目のフソ病検査から。


↑全群陰性でした。

フソ病検査の後は内検です。


↑桜の近くの群内検の様子。蜜蜂と一緒にお花見気分です。


↑日に日に蜂量は増えています。出荷を急がないと群が伸びすぎてしまいます。そろそろ置いていかれそうです(汗)


↑自然巣が作られ出荷できる状態になった巣箱内部の様子。


↑給餌器の中に自然巣を作っています。


↑蜜蜂は仲間と協力して鎖のように繋がり、自然巣を作る足場を作ります。


↑自然巣を撤去し巣礎枠を1枚追加、出荷できる状態になりました。

西洋ミツバチ 越冬群 出荷開始 21年3月29日

【主な作業:給餌】

2回目のフソ病検査の予定でしたが、家畜保健衛生所の都合で明日に延期になったので通常通りの内検を行いました。

今年は例年よりも暖かく蜜蜂の伸びが早いです。内検の結果出荷できる状態になっている群が見つかったので本日から出荷の開始となります。


↑本日の内検の様子。


↑気温は20度を超えたため巣門は大渋滞です。


↑蜂量も順調に増えています。


↑巣碑枠の表と裏を入念に確認。


↑産卵の状態は良いか、ダニの寄生は問題ないか。お客さんが喜んで頂ける状態になっているか魂込めて確認して行きます。


↑出荷時に巣箱の蓋を閉めるまで全力で内検。健康な群をお届けするためダニの駆除を徹底しています。


↑越冬群は昨年生まれ、新王群は今年生まれとなります。


↑出荷できる状態の巣碑枠の様子。増勢初期のため働き蜂の密度は若干低めですが、自然巣を盛り始めていて勢いはあります。ご安心下さいませ。

越冬群の出荷の準備をしながら、新王群育成のための作業も行っています。


↑新王群の親になる群の内検の様子。





新王群のご予約は受付中でございます。

西洋蜜蜂 自然巣を無駄にさせない 21年3月24日

【主な作業:巣碑枠追加】

昨日フソ病検査も終わり、後は蜜蜂の状態が整うのを待つのみとなりました。今年は伸びが良いので4月初旬には出荷が開始できる予定です。


↑満開の菜の花。


↑菜の花に訪花する蜜蜂。


↑発芽したハゼリソウ。


↑開花が進む桜。

今日は前回の内検から7日しか経過していなので、自然巣が出来ているのかを確認し、出来ている場合は巣碑枠を追加する作業を行ないました。


↑自然巣を作り始めた群の巣箱内部の様子。

今までは自然巣は廃棄していましたが、今年からは一切の無駄を無くしたいと考えキャンドルとハンドクリームの材料にしています。

西洋ミツバチ フソ病検査 21年3月23日

【主な作業:フソ病、給餌】

本日は1回目のフソ病検査。全ての群は無事陰性でした。後は状態が整うのを待つのみです。

現在の蜜蜂の様子。






↑蜂の量も増え、産卵圏も拡大中です。今年は立ち上がりが早く順調です。
 

西洋蜜蜂 草刈 21年3月22日

【主な作業:草狩】

雨が降った後は、風が強く吹く。予想通り今日は、強風。ということで草刈を行いました。

気温の上昇に伴い、草もどんどん生長しています。電気柵のワイヤー周り、巣門周りを入念に草刈しました。

西洋ミツバチ 色鮮やかな蜂場 21年3月19日

【主な作業:給餌】

今日も天候、気温に恵まれました。蜜蜂はとても活発で日に日に勢いが増しています。



↑活発に行動する蜜蜂。

蜂場の蜜源植物がどんどん開花し、とても色鮮やかになっています。


↑本日1番人気(訪花量が多い)花桃。


↑花桃


↑ピークを過ぎた土佐ミズキ。


↑満開の日向ミズキ。


↑椿。


↑春の貴重な蜜源。ボケ。


↑ダンコウバイ


↑ダンコウバイの花の様子。


↑満開の河津桜。


↑河津桜。今日の訪花量は少なめ。


↑花桃。



今日も給餌とドローンドロップです。


↑削除する前の雄房。


↑削除した後の雄房。ダニの有無を調べ、寄生率を確認します。

西洋ミツバチ とにかく給餌 21年3月19日

【主な作業:給餌】


出荷までは毎日、給餌とドローンドロップです。作業前に蜂場の蜜源植物の様子と訪花の様子を確認しました。蜜源植物が開花し、蜂場は白、赤、黄色、ピンク、など様々な色で溢れています。









気温が上がり、蜜源植物の開花に比例して蜜蜂もどんどん伸びて来ています。


↑勢いが出てくると新聞紙を食い破ります。


↑巣碑枠の様子を丁寧に観察します。


↑産卵圏が広がり貯蜜は少な目。給餌は欠かせません。

西洋ミツバチ 雨でも給餌 21年3月16日

【主な作業:給餌】

10日。今年は10日に1度の内検のペースの維持に重点を置いています。昨年春は強風に対応できず内検の間隔が空きすぎてしまい、ダニのコントロールミス、分蜂、巨大な自然巣を作らせてしまったなのど不具合が生じました。同じミスを繰り返さないように、今日は雨でしたが給餌を決行です。


↑勢いのある群は自然巣を作り始めていました。餌の食べ具合も◎です。


↑給餌器の外側の巣碑枠を1枚、内側に移動させます。機嫌が悪い時は手袋をしますが、刺されたくないから手袋をするのではなく、刺されることを気にして蜜蜂を丁寧に扱えなくなること防ぐことが目的です。


↑天然の花粉源が増え、米ぬかを残すようになって来たので米ぬかに花粉を混ぜ嗜好性が上がるように工夫しています。

西洋蜜蜂 出張メンテナンス 21年3月15日

【主な作業:出張メンテナンス】

加山興業様から出張メンテナンスのご依頼。ありがとうございます。調子がよいのか悪いのか判断が付かない群がいるから見て欲しい。2階建てのタイミングがつかみきれないから教えて欲しいとのご希望でした。


↑蜂場の見事なミモザ。


↑蜂場には色々な蜜源植物が植えてあり、環境から大切にされています。

蜜蜂はとても元気でした。





産卵の状態も良好です。






↑状態の良さに思わずにんまり。


↑2階建の作業の様子。

加山様は年々蜂の状態がよくなっています。そろそろメンテナンスは不要ではないと感じています。

西洋ミツバチ 巣箱交換 21年3月13日

【主な作業:給餌、巣箱交換】

健康な蜜蜂を育てるためには、綺麗な巣箱は欠かせません。ということで今日は巣箱の交換作業です。今日は助っ人に可愛い妖精が訪れてくれました。


↑砂糖水の容器の蓋を閉めてくれる妖精。私にいつも勇気をくれる可愛い妖精。養蜂の原動力です。


巣門、巣碑枠の向き、場所が変わらないように気をつけて、綺麗な巣箱に引越しします。


↑巣箱交換時には必ず女王蜂を目視で確認します。


↑越冬を終えた後の巣箱は非常に汚れています。


↑元の箱を撤去する。


↑巣箱を元の場所に設置して作業は完了です。

西洋蜜蜂 巣箱販売再開のお知らせ 21年3月10日

【主な作業:給餌、巣箱交換】

風が強い1日でした。連日気温が高く、暖地サクランボは開花が進んでいます。







今日は圧縮作業と給餌。圧縮作業は今日で終わりました。


↑暖地サクランボの横の群の内検の様子。羽音を聞きながらの内検はとても心地いいです。

お知らせです。本日から山田くんの巣箱の販売を再開しました。継箱としても使える山田くんの巣箱。是非一度お試し下さい。紹介動画を近日中にアップします。

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西洋ミツバチ ハゼリソウ再チャレンジ 21年3月9日

【主な作業:給餌、種預け】

子供の誕生記念の花桃が開花し始めました。季節は確実に着実に進んでいます。


↑開花し始めた花桃。子供に開花を伝えると非常に喜んでいました。家族3人眺める花桃。これ以上に幸せなことはありません。

今日も給餌。気温が上がるのが遅いようなのでまずは種を預ける作業から。

※私は種撒きとは言わず、預けるといいます。種は人間が育てるんじゃない。おてんと様と水が育てる。人間に出来るのは、種を土に預けることだけ。だから、種は撒くものではなく預ける物。人生の先輩から頂いた一生の宝です。

昨年11月にハゼリソウの種を預けました。芽は出ましたが、一箇所が生育不良で殆ど無くなってしまいました。


↑今回預けたハゼリソウの種。


↑生育不良の圃場。


↑残っている株はとても小さい


↑生育良好の圃場。

同じ事を繰り返しながら、違う結果を望むこと。それは狂気。 ということで、再度種を預けるため原因を推測。

気温、日照、水はけなどの条件は同じ。大きな違いといえば耕作放棄地と花壇くらい。何だろう。メーカーにも相談。

悩んだ結果原因は、土壌のphが低いことにあるのではないかと推測。念のため土壌のphを測りましたが、phは7。これだと問題ないのですが、測定器がいまいち信用できません。どこで測ってもpHは7(T_T)

ということでくど石灰を撒いて、7日が経過したので種を預けました。

種を預けた後は、給餌。


↑蜜蜂はとても活発に行動し、花粉を持ち帰っていました。

昼になり弁当を買いに行く途中に、沢山のミツバチが訪花している植物を発見。


↑何か分かりますか?


↑そうです。猫ヤナギです。高さは2m程。近づくとブブンと羽音がしていました。もっと蜂場に植えねば。

西洋蜜蜂 巣箱の配置の重要性と暖地サクランボ開花 21年3月8日

【主な作業:見回り、給餌】

春の重要蜜源。暖地サクランボが開花しました。嗜好性が強く二分咲きですが、早速蜜蜂が訪れていました。


↑暖地サクランボの蕾。蕾もとても美しい。


↑暖地サクランボに訪花する蜜蜂。


↑今日は風が強かったですが、蜜蜂はとても活発に行動していました。

今日は風が強いので給餌のみを行いました。


↑風除けをしてから花粉を与え、巣箱の重さから貯蜜量を推測。


↑蜜蜂の勢いが増して来ています。それにあわせて代用花粉の量も増やして行きます。

作業中に巣門を間違えている群を発見。


↑画面向かって右側の縦2つの巣箱。風に流され手前の巣箱の働き蜂が奥の箱に入ろうとしています。


↑巣箱を間違える働き蜂。


↑巣箱を間違えないように巣門の向きはとても気をつかい配置してあるので問題ありませんが、巣門の向きを同じにしている場合は、ダニや病気の蔓延の原因となります。巣箱の並べ方は非常に重要です。

西洋蜜蜂 ドローンドロップ ダニ駆除 21年3月7日

【主な作業:見回り、給餌】

気温が上がるまでに、寒肥えを蜜源植物に与えました。健康な蜜蜂を育てるためには、蜜源植物は欠かせません。少しでも元気に育って欲しいと思い毎年この時期に寒肥えを与えています。


↑寒肥えは発酵鶏糞です。蜜源植物の近くに撒きます。本来は土の中に埋めた方が良いのですが、時間がかかり過ぎるので撒いています。

寒肥えを撒きながら、蜜源植物の様子を確認。色々な蜜源植物が開花していました。


↑開花したサンシイ。青い空に映えます。


↑サンシイの花。嗜好性は高くありませんが、春先の貴重な蜜源。

今日は圧縮と給餌です。立ち上がりがよい群では雄房にシールがされていたので、ダニ駆除のため切除しました。


↑画面向かって右。シールがされた雄房。ここが切除の対象。


↑切除後の様子。シールがされていない巣房はトラップとして残し、シールがされたら切除します。

西洋蜜蜂 給餌 21年3月6日

【主な作業:見回り、給餌】

今日は蜜蜂の密度を上げるための圧縮作業と給餌。


↑気温が高く袖をまくって作業しました。


↑産卵の様子。蜂の密度は低いですが、綺麗に産卵しています。

西洋ミツバチ 滑走の修正 21年3月3日

【主な作業:見回り、給餌】

3月になりました。気温が上がり、色々な蜜源植物が咲く3月になると蜜蜂の勢いは日に日に増して行きます。


↑蜂場で一番最初に咲く花桃<ヒナノタキ>


↑開花まで後一歩の暖地サクランボの花芽。


↑猫柳に訪花する蜜蜂。


↑猫柳は雄花からは花粉と蜜、雌花からは蜜が得られます。写真に映っている猫柳は花粉を集めていたので雄です。

今日は花粉を与えました。本当は浮いた巣碑枠を移動させ、働き蜂の密度を上げる作業も行いたかったのですが、風が強かったので花粉を与える作業のみを行いました。


↑蓋をそっと開け新聞紙の様子を確認。穴が開いていれば勢いがあるので状態は最良です。


↑新聞紙をめくり、蜂の量を確認。




↑代用花粉を投入。


↑貯蜜量が少ない場合は砂糖水も与えます。


↑蓋を閉めて終了です。

以上が作業の様子です。最後にお知らせがあります。山田くんの巣箱の滑走路のT字金具の取り付け位置を個数を変更しました。


↑T字金具は滑走路の中央に1個となりました。お客様から2個だと取り付けにくい、1個で充分ではないかとお声を頂戴していました。ありがとうございます。今春からお届けする滑走路は上記写真の形状となります(色は付いていません)。

3月の飼育のポイント

キーワード『春の建勢
3月は春の建勢の時期です。3月になり気温が12度以上になると、長く厳しい冬が終わります。梅、花桃などが開花し蜜源の枯渇が解消され、女王蜂の産卵は活発になり建勢がさらに進みます。増勢が始まる前の春の建勢で重要なポイントを紹介します。

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