2021年 10月の山田くんの養蜂日記


Bee Life,Be Happy!! 蜜蜂と暮らして幸せになろうをコンセプトに私は蜜蜂の育成を行っています。養蜂日記では、育成の様子、蜜蜂の状態、蜜源植物の開花の様子などを紹介します。蜜蜂の生態の不思議さや面白さ、素晴らしさ、蜜蜂が教えてくれる四季の移ろい、自然の美しさなどもお伝えできればと思っています。※秋の種蜂10月18日に完売しました。ありがとうございました。来春の種蜂の受付けは12月10日から行います。

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西洋ミツバチ 状態確認終了 21年10月30日

【主な作業:見回り、状態確認、巣箱片付け】

全ての群の状態確認が終わりました。昨年より状態はいいように見えます。ダニの寄生の見落としが少ないことを願っています。状態の確認後は洗浄した巣箱を倉庫に片付けました。

西洋蜜蜂 蜜蜂の冬支度 21年10月29日

【主な作業:見回り、状態確認】


今日も各群の貯蜜、蜂量(および蜂量の変化)、ダニの駆除歴、板数を確認しました。


↑今年は今の所昨年よりも状態が良いです。


↑確認作業中に働き蜂が巣門で死んでいることに気が付きました。薬害?と慌てて巣箱を開けましたが、巣箱内部で死んでいる働き蜂は皆無。どうやら盗蜜しようとして殺された働き蜂の様子です。

この時期になると養蜂家も思い思いに冬支度をしますが、蜜蜂も冬支度をします。その一つが雄蜂の追い出しです。


↑巣門から追い出され、それに抵抗して巣箱に入ろうとする雄蜂。冬が近くなり餌が乏しくなり始めると、交尾できず生き残った雄は巣箱から追い出され餓死または凍死してしまいます。優秀な雄は遺伝子を後世に伝え交尾時に死亡し、交尾できない優秀でない雄は巣箱から追い出され死んでしまいます。優秀でもなくても死が待っている雄蜂の運命は壮絶です。

状態確認の後はレンゲの種預け(撒きです)


↑耕運機が無い(汗)・・・ので、気合だ気合。鍬で土を耕し種を預けました。幅50cm、長さ20mが限界。来年は機械を借りよう。

西洋蜜蜂 アメジストセージ 21年10月26日

【状態確認、見回り】

本日の蜜蜂の様子

↑気温が上がると行動は一気に活発になります。

本日も状態確認。


↑貯蜜量を巣箱の重さから推測する様子。怪しい場合は目視で確認。必要に応じて砂糖水を与える。

蜂場ではアメジストセージが満開。開花時期の長さを考えるとラベンダーセージがよいのですが、蜜蜂の健康を考えると多様な餌が欠かせないので、アメジストセージも育てています。


↑満開のアメジストセージ。霜に与えると地上部が枯れてしまうため開花時期が短いですが、霜のない温暖な地域では開花時期はかなり長く晩秋の貴重な蜜源です。


↑アメジストセージに訪花する蜜蜂。

西洋蜜蜂 状態確認開始 21年10月25日

【主な作業:見回り、状態確認】

大スズメバチの襲撃頻度は少なくなり、規模も縮小し始めましたが、まだまだやって来ます。


↑捕殺器の網を強靭な顎で噛む大スズメバチ。

本日から各群の状態確認を開始しました。来春販売する種蜂の板数や群数を把握すると共に、貯蜜の確認なども行って行きます。

西洋蜜蜂 クリムゾンクローバー レンゲ 21年10月23日

【主な作業:見回り】

風が強く今日は見回りとハーブ畑の手入れのみの作業です。


↑粘着シートが大スズメバチでいっぱいになったので交換しました。


↑生きている大スズメバチを新しい粘着シートに移動させました。最近は蜂場内をウロウロ飛び回る大スズメバチが非常に多く、あっちの巣箱を少し襲い、こっちの巣箱も少し襲うといった具合に襲撃の様子も変わって来ています。

畑に預けたレンゲとクリムゾンクローバーの種から芽が出ました。


↑レンゲの芽。芽が出にくいと聞いていましたが、発芽率は良いです。


↑クリムゾンクローバーの芽。レンゲよりも後に預けた(撒いた)のですが、先に出ました。来春の開花に期待です。

西洋蜜蜂 冬支度 21年10月22日

【主な作業:見回り、内検】

気温が上がらず思うようには作業ができない日々が続いています。焦らず、不安にならず、出来ることを全力で頑張るのみです。大スズメバチの襲撃回数は減りましたが、粘着シートに1日で20~30匹程かかることもあるのでまだまだ油断できません。


↑粘着シートにかかった大スズメバチ。この時期に被害を受けると越冬に大きな支障が出ます。

現在は、冬支度を進めています。巣箱のサイズの調整、貯蜜、ダニの寄生状況、産卵状況などを確認しています。


↑10枚箱を7枚箱に交換する作業の様子。巣碑枠の様子を入念に確認します。


↑空いたスペースには新聞紙を詰めます。11月に入り捕殺器を取り外したら巣門を狭くして冬支度は完了です。※昨年から冬囲いは止めています。今年も無しです。

西洋蜜蜂 秋の出荷完了 21年10月18日

【主な作業:見回り、出荷】

秋は何処へ・・・夏が終わると秋が来るはずでしたが、一気に冬が来たような気温になりました。

本日で秋の種蜂の出荷が終わりました。秋の種蜂は完売となりました。本当にありがとうございました。来春もよい種蜂をお届けできるようにこれからも全力で頑張ります。


↑一気に気温が下がり長袖になりました。気温が低く風も強め。蜜蜂はご機嫌斜め。


↑お届けした群の女王蜂。


↑産卵状態は良好です。越冬突入直前のため産卵圏は狭く、貯蜜圏は広め、蜂量は少な目となっていますが、越冬できる群を選別していますのでご安心下さい。

来春22年の種蜂の予約は12月10日から受付けを開始します。飼育前に話しを聞いてみたいなどありましたら、お気軽にお問合せ下さいませ。


西洋ミツバチ ロストリンキュラ 21年10月16日

【主な作業:見回り、出荷、種預け(種撒き)】

本日の蜜蜂の様子。


↑ロストリンキュラに訪花する蜜蜂。

今日も出荷です。出荷の前に内検。内検の目的は貯蜜の確認と雄房の有無の確認、蓋がされていた場合は切除してダニの寄生の確認です。

越冬突入直前のこの時期。貯蜜が充分でも蜜蜂は騒ぎやすいですが、今年は特に酷いです。砂糖水をバケツに入れると直に群がり溺れるので、給餌が必要な群を見つけて一気に給餌しないといけなかったり、わずかな蜜も食べに来るので自然巣をゴミ袋に入れれないど非常に作業しにくいです。


↑給餌は必要な群を見つけたのち素早く行います。蓋を開けると直に盗蜂(盗蜜)が始まります。


↑雄の産卵が終わった群の様子。産卵が終わるとどんどん蜜が溜め込まれる。


↑巣房から取り出した雄。1匹1匹丁寧にダニに寄生されていないかをどうかを確認します。

西洋ミツバチ 秋の出荷 21年10月15日

【主な作業:見回り、内検、出荷、種預け(種撒き)】

本日はもっとも大切な作業は出荷です。


↑女王蜂は21年生まれ。


↑産卵状態、貯蜜量などを最終確認。


↑釘打ちの振動で刺されるので、この時だけは手袋必須です。


↑巣箱を移し終えた後の蜜蜂の様子。捕殺器がなくなり混乱しています。

西洋蜜蜂 命を無駄にしない 21年10月12日

【主な作業:見回り、内検】

蜜蜂の命とは・・・。蜜蜂そのものは1つの命です。そして蜜蜂が産む出す物も蜜蜂の命だと感じています。


↑蓋に作られた自然巣。これも蜜蜂の命なので、切り取って廃棄するのがとても嫌で、どうにかならないかとずっと考えて来ました。結果、そのまま活用することにしました。巣房の種類は蜜蜂任せ。廃棄して巣礎に巣盛りしてもらうよりも、蜜蜂はストレスを感じないはずです。


↑巣碑枠の針金に食い込ませ巣箱に戻します。雄房はドローンドロップに活用、働き蜂の房も2~3回産卵して貰えば分離機に耐えられるようになります。

命を無駄にしない。簡単そうで難しく。難しそうで簡単なことなのかもしれません。

最後に本日の蜜蜂の様子。


↑アワダチソウに訪花する蜜蜂。

西洋蜜蜂 秋6枚群追加 21年10月11日

【主な作業:見回り、ハーブ畑の手入れ】


今日は朝一で草刈。草刈がひと段落したら休憩がてら見回り。再度草刈を行い。最後はハーブ畑にアスター、菌根イソギク、ボリジを移植しました。

お知らせです。来春を考えると5枚群以上が欲しいというお問合せを頂きましたので6枚群を追加で販売することにしました。移動中の蒸殺防止のため従来型の10枚箱入りとなっています。詳しくはこちらをご覧下さいませ。


西洋ミツバチ 出張メンテナンス 21年10月10日

【主な作業:見回り、出張メンテナンス、内検、ハーブ畑の手入れ】

見回りの後、出張メンテナンスを行わせて頂きました。ダニの駆除剤の効き具合の確認、貯蜜量の確認を行いました。メンテナンス後は内検をして、ハーブ畑に菌根イソギク、ダンギクを植え本日の作業は終了です。


西洋ミツバチ 産卵異常な女王蜂 21年10月8日

【主な作業:見回り、内検、出荷作業】

本日の蜜蜂の様子。



↑給餌器の下に作られた自然巣。とても綺麗に産卵されていました。

越冬突入直前。どの群も無事に春を迎えて欲しいと願っていますが、願い通りには行かないこともあります。


↑調子が上がって来た群。


↑給餌器の中に自然巣を作っていたので、巣礎枠を1枚追加。


↑充分な貯蜜に綺麗な産卵圏。春を無事迎えられそうです。全てがこのような状態ならいいのですが・・・


↑産卵異常を起している群の巣碑枠の様子。働き蜂の房に雄を生んでしまっているので巣碑枠がボコボコです。蜂量は凄い勢いで減って来ています。女王蜂を諦めるしかありません。ここまで頑張ってくれたのに。


西洋蜜蜂 秋の種蜂出荷 21年10月7日

【主な作業:見回り、内検、出荷作業】

相変わらずの高温ですが、蜜蜂はとても活発に行動していました。


↑ラベンダーセージに訪花する蜜蜂。

本日は出荷です。


↑出荷した群の産卵圏の様子。放射状に綺麗に産卵されています。もう1回給餌が必要かなといった具合なので、到着後少しメンテナンスして頂ければ越冬は問題ないです。


↑女王蜂の様子。


本日の蜜蜂の様子


↑とても美しい有蓋蜂児

西洋蜜蜂 最終確認 21年10月5日

【主な作業:見回り、内検】

出荷に向けて各群の最終確認を行いました。産卵状況、蜂量、ダニの寄生状況、貯蜜量などを丁寧に確認。


↑確認の様子。巣碑枠を1枚ずつ丁寧に見て行きます。状態はかなり良くなってくれました。

本日の蜜蜂の様子。


↑ほぼ完成した蜜枠。アワダチソウの流蜜が始まり、巣箱からどくとくの匂いがしています。アワダチソウは越冬突入前に貴重な蜜や花粉を提供してくれます。

西洋ミツバチ 10月ですが30度 21年10月4日

【主な作業:見回り、内検】

砂糖どんだけー!!と叫びたくなる位毎日大量の砂糖水を作っています。この時期なのに気温は30度。蜜蜂は活発に行動。油断していると産卵圏をどんどん広げてしまいます。広げすぎると越冬中に餓死するので、給餌で貯蜜を守ります。


↑巣盛りも順調。トップバーに4cmほどの巣礎を貼った枠の巣盛りの様子。上は働き蜂、下は雄房となっています。


↑下側の雄房。ドローンドロップに使わせてもらいます。雄ごめん。


↑状態が整った巣碑枠の様子。早くこの状態に持って行きたいのですが、この先まだまだ高温予想なので、時間がかかりそうです。

本日の日本蜜蜂の様子。


↑蜂場の入り口の巣箱に入居した日本蜜蜂。内検していないので、内部の様子は分かりませんが、とても元気に見えます。給餌無しで生きているので凄いです。

10月の飼育のポイント

キーワード『秋の建勢2
10月は9月よりも産卵が活発になります。また蜜源が豊かで、例えばセイタカアワダチソウが群生している地域では自然巣が作られます。このように10月は産卵が活発で蜜源も豊かなので、越冬に向けて群を整える非常に重要な季節です。10月の飼育で重要になる3つのポイン+1トを紹介します。

山田くんの養蜂講座 第30章 巣碑枠の整理・・・詳細はこちら
山田くんの養蜂講座 第31章 産卵圏の確保・・・詳細はこちら
山田くんの養蜂講座 第32章 働き蜂の密度・・・詳細はこちら
山田くんの追加養蜂講座 2017年10月 盗蜂(盗蜜)に関して・・・詳細はこちら