2025年2月の山田くんの養蜂日記
Bee Life,Be Happy!!
工場の作業に追われている間に2月になってしまいました。作業状況、蜜蜂の状態をなるべくリアルタイムで伝えるのが日記の趣旨なのですが、忙しくなると失念してしまいます。何とかしないといけない。これが今年の1つの課題です。
1月の更新は出来ませんでしたが、巣箱、継箱、捕殺器作りは完了。後はフレーム作りのみ。蜜蜂は定期的な見回りを行い状態は常に見ています。今年の越冬率は98%になりそうです。種蜂、越冬群、新王群ともに受付け中です。よろしくお願いします。
西洋ミツバチ 越冬完了 25年2月28日
【主な作業:給餌】
今日から週末まで気温が高い(最高気温12度以上)予報なので、越冬完了として内検を開始した。1回目の内検では目視で生存と貯蜜量を確認する。
今年の越冬率の目標は90%以上。96%で行けるのではないかと期待していたが、結果は94%。昨年から調子が悪かった群はことごとく越冬に失敗した。また、昨年貯蜜を充分に持たせるのに苦労した数箱が餓死してしまった。想定外の全滅はなかったのでよかったが、越冬率が100%になるように今年はもっと血統管理を徹底しようと考えている。
越冬した群の様子は
こんな感じである。絶好調か全滅かという極端な結果となった。ここからは時間との勝負である。まずは早期お届け。納期に間に合うように全力を尽くします。
西洋蜜蜂 雪かき 25年2月13日
【主な作業:雪かき】
令和の時代なので大きな声では言えませんが、現場で最後の最後、頼りになるのは気合と根性です。養蜂は全くと言っていいほど機械化が進んでいません。機械と言えば、遠心分離器のモーターぐらい。
1箱1箱手で巣箱を開けて、1枠1枠目で目視をする。この繰り返し。だから、最後に必要なのは気合と根性です。
しかし、気合と根性ではどうにもならいこともある。
あまりの雪の量に茫然自失。こんな時頼りになるのが仲間です。妻がとにかく手を動かすと叱咤激励してくれました。最後までは出来なかったけれど4分の3終えることができました。
西洋ミツバチ 巣礎張り直し 25年2月12日
【主な作業:巣礎の張り直し】
ハーフフレームの巣礎張りが終わったので、ノーマルフレームの巣礎の張り直しにかかった。
巣礎は夏の高温で変形するため、夏までに使える量の巣礎付きフレームを購入するのが無駄が無くよいのだが、毎年使用する枚数が違う。そのため少し多目に購入していて、使い切れないで、変形してしまう巣礎が出てしまう。今年は120枚ほど張り直す必要がある。
まずは巣礎を手で剥がす。特別な工具は要らない。
後は、埋線器で新しい巣礎を張って行く。
西洋蜜蜂 見回り 25年2月11日
【主な作業:見回り】
気温が上がるまでは、ハーフフレームの巣礎張り。気温が上がってから見回りに出かけた。大雪が降ってから3回見回りに挑戦したが、雪が深く途中で断念した。これが3度の挑戦。
蜂場まで車で行くことは出来ず、途中に車を止めて徒歩で蜂場へ。巣箱が倒れていないか、無事生きているかとてもドキドキしながら蜂場に着いた。
凄い雪。電気柵は埋もれ、屋根には30cm程の積雪。とても静か。よかった。とりあえずは無事だ。と思った瞬間、2箱倒れている。
どおやら雪の重みで倒れてしまったようだ。慌てて起こして、蓋を開けて蜜蜂を確認。ブンブンと羽音が聞こえる。一安心。雪の重みで巣箱が倒れるとは想定外。無事でよかった。
電気柵が埋もれてしまっているので近いうちに雪かきをしないといけない。
西洋ミツバチ 針金張り 25年2月7日
【主な作業:見回り、針金張り】
気温が上がるまでは工場で作業。強い味方がやって来た。大雪で学校が休みになった息子がハトメを入れてくれた。
私がそれに針金を張っていく。1つの工程が短縮できるだけてとても楽になる。大きくなり助けてくれる息子の成長がなによりも嬉しい。
気温が上がって来たので見回りに行った。林道にわだちがあったので行けるかと思ったが、途中から進まない。わだちの先をよく見るとスタックした車があった。
また明日は雪が降るようだ。早く蜂場に行きたい。
西洋蜜蜂 ドローンフレーム作成 25年2月6日
【主な作業:】
この2日間でかなりの量の雪が降った。
巣門が塞がっていないか心配だが、この雪では自宅横の蜂場以外は見に行けない。除雪が進み気温が上がればいけるかも。それまで工場で仕事。
今日は雄用のフレームの作成。雄用のフレームは巣礎を貼らないので針金を張らなくてよいので楽。
昼前に気温が上がって来たので、蜂場に向けて出発。除雪が進んだが、農道、林道は除雪されないので、たどり着けなかった。明日晴れて雪解けが進まないかなぁ。早く蜂に会いたい。
西洋蜜蜂 最強&最長寒波到来 25年2月5日
【主な作業:フレームの作成】
今日から週末まで最強、最長寒波が到来する予報が出ていた。かなり心配していたが、降雪量はそこまでではなかった。一安心。
雪の白さに赤が映える。
外での作業は諦めてハーフフレーム作り。昔からの言い方だと半じょうだけの巣枠となるが、『じょう』と言われてもピンと来ないなので、勝手に分かりやすくハーフフレームと呼んでいる。
ハーフフレームは日本では一般的でなく、巣蜜を作る為の物を思われがちだが、海外では一般的で採蜜にも使える。ハーフフレームは軽くて取り扱いが楽。また流蜜が少ない地域では最適だと考えている。
近年趣味の養蜂で7枚箱の使用が増えて来ているが、7枚箱でもノーマルフレームだとかなり重くなる。体力に不安がある方などは是非ハーフフレームを試して欲しい。具体的な使い方や様子は今後日記で公開して行きます。
西洋ミツバチ 巣箱 温暖化対策 25年2月4日
【主な作業:蓋作り】
生き残る為には何が必要だろうか?最強で在れば生き残れるのか?それともかしこければ生き残れるのだろうか?あなたなら何と答える?
私なら適応と答える。状況はどんどん変わっていく。現在の地球は沸騰化と呼ばれるほど気温が上昇している。ミツバチは暑さに非常に弱い。どうすればミツバチを暑さから守れるだろうか?日々そんなことを考えている。
考えた中で生まれたのが、蓋に換気窓を設けること。といっても昔からある物で、私が自分の巣箱に適用していなかっただけ。
転飼対応の巣箱には換気窓があるが、常時開放するには位置が悪く、また広すぎるように感じている。
これで少しでも暑さを和らげられたらよいなぁ。※今年は7枚箱用を10個作りました。7枚箱のオプションとして変更できるようにしたいと考えています。
西洋蜜蜂 捕殺器 完成 25年2月2日
【主な作業:捕殺器作成】
やっと終わった。捕殺器作り。捕殺器は金網の加工が手間で作るのに時間がかかる。巣箱よりも大変(汗)
後は、ハーフ、ロングフレームの作成のみ。
西洋ミツバチ 電気柵 メンテナンス 25年2月1日
【主な作業:電気柵のメンテナンス、寒波対策】
数日前から蜂場のある地域で熊の目撃情報が報告されている。冬眠しない恐れがあると猟師さんから聞いていたので驚いてはいながい、被害がでないか心配ではある。
電気柵のメンテナンスから開始。先日の強風で飛ばされた屋根が電気柵のワイヤーを切ってしまったので、ワイヤーを張り直した。
ワイヤーを張り直した後は、貯蜜を確認しながら来週の寒波に備え屋根にブロックを設置した。1群貯蜜が軽くなり始めていたので蜜枠を入れた。
巣碑枠の外側で死んでしまっている蜜蜂。少しでも蜂球から離れると寒さで死んでしまう。生きている蜜蜂は目に付くが、役目を終えて旅立つ子は目に付きにくい。忘れずにいたい。
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