2023年 10月の山田くんの養蜂日記


Bee Life,Be Happy!! 

一気に気温が下がりました。越冬前に丁寧に内検をしようと思っていましたが、強風、雨など天候に恵まれず思ったようにミツバチに触れられない日々が続いています。越冬突入まであとわずか。やり残しがないように今月も1日1日を大切に全力で頑張ります。※新王群の秋販売。お陰様で完売致しました。24年の種蜂の注文は例年通り12月10日から受けつけます。

2023年10月17日記載

山田くんの種蜂はこちら

西洋ミツバチ 大スズメバチの襲撃 23年10月27日

【主な作業:見回り、畑仕事、色塗り】

手段が目的にならないように気をつけていないといけない。生きることは大変でうっかりすると大切なことがすり替えられてしまう。

朝晩の気温が下がって来たので見回りの時間を修正。見回りは大スズメバチから蜜蜂を守る手段。気温、天候などから大スズメバチの襲撃時間を推測しそれに合わせてないと意味がない。

8時、10時、16時の見回りと9時、12時、15時に修正。12時の見回りの時に2箱が大スズメバチに襲われていた。修正正解。被害は数十匹で済んだ。

西洋蜜蜂 内検 23年10月26日

【主な作業:見回り、内検、畑仕事、色塗り】

見回り時に気になる群を見つけたので内検。

巣箱を開けるとアワダチ草の蜜の強烈な臭いがする。アワダチソウが入ると自然巣が黄色くなる。



蜂量は充分。



気温も高く、流蜜もあるので機嫌は◎。いつ見ても可愛い。



産卵状態、貯蜜共に問題なし。羽化率、羽化の順番も問題なし。



有蓋蜂児を切ってダニの寄生の有無を確認。寄生は無し。


今回の内検では異常が見つからなかった。徹底して内検をしているが完璧はなく見落としが発生することがある。特にダニは難しく、有蓋蜂児で検査しているが、検査する場所、タイミングなどでダニを見落とすことがある。見落としをどれだけ少なくできるかが今後の課題。

西洋ミツバチ 女王蜂 死亡 23年10月25日

【主な作業:見回り、畑仕事】

越冬突入まで後少しというのに、巣門前に未交尾の女王蜂が3匹死んでいる(t_T)ここまで頑張ったのになぜ。



女王蜂が急死し変成王台が複数作られ、羽化した女王蜂が殺しあってしまった。気温が低いので交尾飛行までに時間がかかる傾向にある。さらに雄蜂の数が少ないので交尾が上手く出来なかったり、取り込める精子の数が少なく短命に終わることがある。

そのためこの時期の女王蜂交代は起きて欲しくないが、起きてしまったものは仕方ない。無事交尾飛行から戻りますように。

西洋ミツバチ 半じょうだけの巣箱の様子 23年10月24日

【主な作業:見回り、畑仕事、内検】

ダニの寄生が気になる群の内検。半じょうだけの継箱を使用している。

貯蜜は充分。このまま越冬できる。


半じょうだけの継箱を使用すると形が分かりやすくなるので、特にスターターにお勧め。半じょうの継箱の中10枚は全て蜜枠、巣箱の中は産卵圏といった具合。

継箱を外すと蜂が溢れてくる。思わずにんまり。



足に花粉を付けた働き蜂。



花粉も充分。



女王蜂も健在。



有蓋のオス蜂でダニの寄生の有無を確認。問題なし。



今年はダニの寄生を見逃さないように徹底して作業をしている。結果は来春出る。ダニの寄生率が極定数でありますように。

西洋蜜蜂 ヘアリーベッチ 発芽 23年10月22日

【主な作業:見回り、畑仕事】


待ちに待った。ヘアリーベッチが発芽。



小さな小さな芽可愛い芽。開花が楽しみ!!

西洋ミツバチ カラミンサ 挿し木 23年10月21日

【主な作業:見回り、畑仕事】

今日から一気に気温が下がる予報。内検は終わり、微調整の給餌も終わっているので11月中旬までは主な外の作業は見回りのみ。現在は午前中に2回、午後から1回見回り。

大スズメバチの襲撃は相変わらずで3日連続で襲撃されている。今日も300匹程の被害(T_T) 越冬直前に何してくれるの!!

見回りの間に畑仕事。カラミンサを移植のついでに挿し木&草刈。

カラミンサは花期が長いのでとてもありがたいです。時期が遅いので挿し木から根が出るか微妙。

西洋ミツバチ 色塗り 23年10月20日

【主な作業:見回り、色塗り】

見回りの間に巣箱の色塗り。今日も襲撃された。200匹程の被害。巣箱に引きこもり戦わなければ被害は無しで終わるのに、本能で戦ってしまう。10月になり気温が下がってから襲撃時間が日中ならいつでもといった具合なので、見回りを強化しているがどうしても被害が出てしまう。11月中旬頃まで襲撃が起きる恐れがあるので、まだまだ気が抜けない。


今日は黄色を塗りました。これで一通り色塗り完了。全ての部品の塗料の具合を確認したら組み上げます。

西洋蜜蜂 今年最後の給餌 23年10月19日

【主な作業:畑仕事、見回り、給餌】

最後の給餌。2~3日程前からアワダチソウが流蜜し始めましたが例年通り当てにはしないで給餌です。今日で全ての作業は終わり。充分貯蜜を持ってもらえただろうか、ダニの見落としは無いだろうか。

今日まで全力を尽くしましたが、完璧はありません。結果は来春。どの群も無事越冬して欲しいです。

西洋ミツバチ 宴開催 23年10月18日

【主な作業:畑仕事、見回り、給餌】

宴と聞いてイメージするのが豪華な食事と美味しい匂い。アワダチソウが開花し、越冬前の最後の宴が始まりました。宴が始まると蜂場がよい臭いで満たされるので直に分かります。靴下のような独特な香り。養蜂家のみが経験する秋の風物詩です。

アワダチソウが流蜜していますが当てにはできないので貯蜜が心もとない群(数群)に給餌をしました。これか長い冬。ひもじい思いをしないでいいように、絶対餓死させないように、そんな願いを込めて。

西洋蜜蜂 巣箱色塗り 2023年10月15日

【主な作業:見回り、巣箱色塗り】

サブスクに参加して頂いたマリーちゃんから、巣箱の色塗りに参加したいとご希望頂きました。ありがとうございます。巣箱の色を塗るだけ、組み立てるだけ。そんな形でのBee Lifeもありかもと思ったので、来年からは体験の1つにしたいと考えています。

定飼用10枚箱に色を塗ってもらいました。



息子も一緒に参加。知識よりも体験を増やして欲しい。色を塗るなんて全く役に立ちそうに無いけれど、長い人生役に立つことがあるかもしれない。





組み立てもやってみたい!!とのことなので12月に今日色を塗った部品を組み立
てます。

西洋ミツバチ ヘアリーバッチ 種預け 23年10月13日

【主な作業:見回り、畑仕事】

トラクターの調子が悪く少し遅くなってしまいましたが、ヘアリーベッチの種を預けました。1週間程で芽が出る予定です。今年はヘアリーベッチの後に蕎麦を育てる予定でしたが、時間が無く出来ませんでした。来年こそは蕎麦までやりきりたいです。

西洋蜜蜂 出荷完了 2023年10月7日

【主な作業:見回り、出荷、内検】

秋の種蜂。お陰様で完売となりました。本日が最後の出荷です。24年の種蜂の注文は12月10日から開始致します。素敵なご縁がありますように。

10月の飼育のポイント

キーワード『秋の建勢2
10月は9月よりも産卵が活発になります。また蜜源が豊かで、例えばセイタカアワダチソウが群生している地域では自然巣が作られます。このように10月は産卵が活発で蜜源も豊かなので、越冬に向けて群を整える非常に重要な季節です。10月の飼育で重要になる3つのポイン+1トを紹介します。

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