2022年 6月の山田くんの養蜂日記


Bee Life,Be Happy!! 

蜜蜂は日常をとても豊かにしてくれる。
天気・気温・四季の移ろい・花の開花が気になるなど、沢山の変化を感じさせてくれるから。

蜜蜂を通じ、自分は自然の一部で、自然と繋がっていることを痛感し、独りじゃないんだと励まされる。

あなたにもより心豊かな生活を送って欲しい。日々そんな思いを抱きながら蜜蜂を育て続けています。

こだわりいっぱい、夢いっぱい。蜜蜂育成の様子を紹介します。

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西洋ミツバチ 出張メンテナンス 22年6月28日

【主な作業:内検、出張メンテナンス】

37。本日の最高気温は37℃だった。あっと言う間に梅雨が明け、夏がやって来た。養蜂はここから8月末までが正念場。想いと覚悟が試される過酷な季節が始まった。


今日は、ダニ駆除を目的とした内検と出張メンテナンスを行った。



↑出張メンテナンスの様子。群の状態確認と刺されないためのコツを知りたいとの依頼。ありがとうございます。

刺されないコツは、蜜蜂の状態をしっかりと確認すること、ゆっくり動くこと、燻煙器を使うこと。

蜜蜂は本来とても大人しい生き物。急に凶暴化することもあるが稀で、内検のストレスが要因で凶暴化することが多い。

不要なストレスを与えないように、とにかく丁寧に愛情を持って接することをいつも心がけている。

西洋ミツバチ Nさんの女王蜂のその後 22年6月26日

【主な作業:内検】

6月終わりに咲く、人気の蜜源がギンバイカ。別名祝いの木。素敵な名前だ。花粉源と聞き育てているヒョウタンボク。別名は嫁殺し。恐ろしい名前を付けられてとっても可愛そう。


↑満開のギンバイカに訪花する日本蜜蜂。日本蜜蜂はアカリンダニを克服し始めたようで姿を見かける機会が増えた。

今日は内検に加えNさんの女王蜂の交尾確認。


↑2群の女王蜂の交尾飛行の結果は・・・・。

2群とも産卵開始していました。よかった。





↑交尾飛行から無事生還してくれた女王蜂。


西洋蜜蜂 勝手にひまわりプロジェクト 途中経過 22年6月25日

【主な作業:内検】

一気に暑くなり蜜蜂も私もフラフラ。


↑巣箱内部の温度を下げるため巣門に群がる働き蜂。


↑巣箱内部は蜜蜂でビッシリ。

暑いからといって手は抜けない。1箱1箱丁寧にドローンドロップを実行。




↑切除した雄房。ダニの寄生率は高く無いが、ちらほらダニを見かける。ここからが勝負。

余談。勝手にひまわりプロジェクトの途中経過。


↑大きい株は1mを超えた。失敗が多い中、今回はとても順調。開花が待ち遠しい。

西洋ミツバチ ビービーツリー 30日咲くって本当? 22年6月24日

【主な作業:内検】

道を知ることと歩むことは違う。情報過多の昨今、真実と嘘の堺はかなり曖昧になっている。

夏の有力蜜源【ビービーツリー】が開花した。


↑開花したビービーツリー。物凄い訪花量。少し離れていても分蜂かと思うほどの羽音が聞こえる。訪花は午前中が多い。

このビービーツリー開花期間は30日と言われているが疑わしい。私の記憶では大体10日前後。今年はしっかりと観察してみる。

西洋蜜蜂 メディカルティーツリー 満開 22年6月21日

【主な作業:餌やり、羽化確認】

晴れ姿。満開の蜜源植物を見るといつも思う。1年でたった数日の美しい姿。


↑満開のメディカルティーツリー。


↑鳥の羽のようなふわふわとした花。今年は訪花無し。来年に期待。

今日は羽化確認、交尾確認などを行った。6月下旬になったので群を整える段階に入っている。


↑昨日割り出した群に花粉を投与。与えると直に食べ始める。もぐもぐというよりはガツガツ。


↑交尾飛行から無事帰って来てくれた女王蜂。最近の死亡率は10%前後。とてもありがたい。


↑ユーカリオレンジガムの植え替え。土の量を間違えウオータースペースが無くなる(汗)やり直しは大変なのでしばくはこのまま。

西洋ミツバチ Nさんの女王蜂羽化 22年6月20日

【主な作業:内検】

喜んでいる顔を見ていると、とても嬉しくなる。養蜂は商売だから売り上げはとても大事だけれど、喜んでもられることもそれと同じくらい大切。


本日は蜂場に預かっているNさんの女王蜂の羽化確認をNさんと一緒に行った。


↑無事羽化してくれているといいね、といって慎重に蓋を開けるNさん。Nさんの緊張が伝わってくる。

1枚1枚丁寧に女王蜂を探すが見つからない。焦るNさん。

私が先に見つけ「居ますよ」と言うと、「見つけるから言わないで」とNさん。懐かしいこの感じ。養蜂始めたばかりの頃を思い出す。

「居たー!!!」と大きな声。そして嬉しそうな笑顔と輝く瞳。


↑何処にいるか分かりますか?


↑中央やや左側。レンズが汚れていたので写真見にくいです。

無事羽化を確認。不要なストレスを避けるため速攻蓋を閉める。2群とも無事羽化。交尾飛行からの無事の帰還を願い作業は終了。


養蜂を始めてから随分時間が経った。分かるようになったことも多いが、分からなくなったことも多い。特にスターターの悩み、喜び、などが分からなくなって来ている。


蜜蜂をただ販売するのでなく、蜜蜂との幸せな暮らしを届けたい。だからこそ、スターターに寄り添えるように初心を忘れずに居たい。Nさんとの内検を通じて改めてそう思った。


そこで、現在開催中のセールに特典を付ける事にしました。蜂場にて実際に内検を行って頂く、実践内検教室(45分)を行います。私が横に付いて、女王蜂の探し方や巣碑枠の持ち方などをお伝えします。これをやるかやらないかではあなたの養蜂は大きく違って来ます。興味がある方お声をかけて下さい。


新王群 最終セール 6月18日

【主な作業:合同、内検】

今にも泣き出しそうな空と私。余りある太い流蜜と蜜蜂の半端ない勢いに置いてきぼり。追いつける気がしない・・・

こんな時こそ見回り!!

キャットミントが満開。





ひまわりは順調!と思いきや一部を鹿に食べられました。


↑食べられていないヒマワリは順調に育ています。


↑食害されたひまわり。悔しいですが、鹿も生きています。私はこれで生計立てていないので我慢できますが、農家さんは死活問題です。


↑9割程鹿に食べられました畑。葉が残っていれば花が小さくなるけれど咲くとの事。狼を殺し食物連鎖を壊したつけはいつまでも続きます。

見回り中に心を整えられたので雨が降るまで内検できました。

話変わります。6月20~6月末まで新王群6枚群の最終セールを行います。今年は新王群の需要が少なく、子供(新王)を育成できていない親が居ます。子供を育てて全国届け蜜蜂の繁栄を手伝いたいです。限定5箱。新王群は分蜂しにくいので蜂に慣れたい方にお勧めです。


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西洋蜜蜂 新王群 出荷 ほぼ完了 22年6月17日

【主な作業:出荷、内検】

キササゲが満開となっています。訪花は未確認。成長が早く開花も早いです。


↑キササゲの花。とても美しいです。

本日で出新王群の出荷はほぼ終了です。


↑産卵状態良好。


↑最後の確認。姿を見る最後。いつも寂しいです。新天地でも頑張ってね。


↑状態を丁寧に確認します。

新王群は蒸殺なしで済みそうです。今年も多くの方からご注文頂けました。ありがとうございます。来春は2つの新しいことにチャレンジします。早目に告知致しますので楽しみにお待ち下さいませ。

蜂蜜絞り体験教室 6月12日


本日は数年ぶりの開催となった蜂蜜絞り体験教室!!巣箱から蜜が溜められた枠を取り出し、蜂蜜を絞って瓶に入れてお持ち帰りました。


↑朝一でテントなどを準備。

まずは蜜蜂の生態を簡単に紹介。


↑初めは巣箱から距離をとって見られていましたが


↑説明が進むにつれ興味がわいてどんどん巣箱に接近。女王蜂を見て頂く頃には皆さん巣箱の真横まで移動されていました。

蜜蜂=刺す=怖い

から

蜜蜂=刺すこともある=接し方に注意すれば安全=かわいい、と気持ちに変化が起きたようです。

テントに戻っていざ採蜜



参加頂いた方には大変喜んで頂けました。蜜蜂が住み易い世界を作るためにも、蜜蜂のことをもっと知って欲しいと思っています。来年も開催予定です。


西洋ミツバチ 出張メンテナンス 22年6月7日

【主な作業:出荷、出張メンテナンス、内検】

本日は出張メンテナンスを行わせて頂きました。2箱購入頂いたので1箱目を私が内検し、2箱目は内検して貰いました。


↑1箱目。ダニの駆除方法、貯蜜の確認、女王蜂の探し方など基本的なことを具体的に明確にお伝えさせて頂きました。


↑2箱目はお客様が内検。お届け後あっと言う間に群が伸びたので10枚箱に変更しました。


弊社から車で20分程度の範囲限定となりますが、種蜂を購入の特典で1回無料でメンテナンスに伺います。スターターの方、1度内検の様子を見るのと見ないので大きな差が出ます。

西洋蜜蜂 N様 訪問 22年6月5日

【主な作業:訪問】

咲いた!咲いた!ユーカリの花が・・・


↑ユーカリオレンジガム。花は白。訪花は未確認。念願だった花が見られてとても満足。訪花してくれると嬉しいな。

今日はNさんの蜂場を訪問。割り出しのお手伝いをさせて頂きました。先日草刈を手伝って頂いたお礼です。心には心で応えたい。そんな気持ちで訪問しました。


↑親群。9枚群。巣門は蜂でいっぱい。絶好調。


↑Nさんの作業を横から見させてもらいました。スターターが初めにぶつかる壁が卵。卵が見えない、見つからない。卵が見えないと割り出しは難しいです。

まずは巣盛りされた新しい枠で探して下さい。黒くなった振るい巣碑枠では探しにくいです。新しい枠で探して卵の形や様子などを観察して目を養いましょう。



↑2群割り出しました。置き場所にお困りのことだったので、弊社蜂場にて預かることになりました。

Nさんから養蜂を始めたいけれど場所が無いから始められないという声が多いと教えて頂きましたので来年から場所のレンタルを開始します。場所が無くて出来ないと悩んでいるあなた。是非弊社蜂場で養蜂を楽しみましょう!


西洋ミツバチ 命の恵み 蜂蜜 22年6月4日

【主な作業:採蜜、交尾確認】

採蜜。養蜂の最大のイベントの1つです。ミツバチが生きていくために欠かせない蜂蜜を分けてもらいます。命をかけて集めた蜂蜜。命の恵みです。


↑蜂蜜が貯蔵された巣板。


↑採蜜の様子。働き蜂は巣門の前に振るい落とし、蜜が貯蔵された板を回収。蜜蓋を切って円心分離機にかけます。

6月12日の10時から採蜜体験教室を開始します。キャンセルが出たので数名受け付けられます。ご興味がある方はご連絡下さいませ。

採蜜の後は交尾確認


↑交尾に成功し、既に蓋掛けされていました。


↑交尾飛行から無事帰って来てくれた女王蜂。どんな群になるのかとても楽しみです。

西洋蜜蜂 新王群の様子 22年6月2日

【主な作業:出荷、内検】

本日も新王群の出荷です。


↑新王群は今年の4~5月生まれの女王蜂です。分蜂性が低く、蜜蜂に慣れるのにとてもお勧めです。


↑産卵の様子。貯蜜も充分、産卵も◎。状態は最高です。

西洋蜜蜂 ヒペリカム 訪花 確認 22年6月1日

【主な作業:出荷、内検】

忙しいと心から余裕という名の酸素が無くなり、心が死にます。心が死ぬと蜜蜂を命として扱えなくなります。そうなるのが一番怖い。

だから、余裕がないと感じた時は深呼吸。私は、花を眺めながら蜜蜂が訪花しているか否かを観察して余裕を取り戻すようにしています。これが私の深呼吸。


↑どんどん花が咲くヒペリカム。足を止めゆっくり観察。蜂場の蜜源は全て自分で植えました。ヒペリカムは子供がたまたま選んだ物で、蜜源とは知らずに買ったものです。1花1花に想い入れがあります。


↑蜜蜂を発見して思わずにんまり。よし今日も頑張るぞ!

山田くんの西洋蜜蜂6月の飼育のポイント

キーワード『チョーク病、健康』
6月は梅雨の季節。チョーク病がもっとも発生しやすい季節です。また6月以降は気温が上がり、また蜜源植物が少なくなるため調子を崩しやすいです。そのため6月中に群を健康状態に整えることが重要です。チョーク病と健康に関して説明します。

第14章 新王群の育て方・・・ 詳細はこちら
第15章 採蜜の注意点・・・詳細はこちら
第16章 チョーク病・・・詳細はこちら
21年6月追加 越夏に備えて・・・ 詳細はこちら