2023年5月の山田くんの養蜂日記
Bee Life,Be Happy!!
蜜蜂は日常をとても豊かにしてくれます。
天気・気温・四季の移ろい・花の開花が気になるなど、沢山の変化を感じさせてくれるからです。
蜜蜂を通じ、自分は自然の一部で、自然と繋がっていることを痛感し、独りじゃないんだと励まされます。
あなたにもより心豊かな生活を送って欲しい。日々そんな思いを抱きながら蜜蜂を育て続けています。
こだわりいっぱい、夢いっぱい。蜜蜂育成の様子を紹介します。
西洋蜜蜂 採蜜&雨への備え 5月28日
【主な作業:採蜜、内検】
蜂場のヒペリカムが開花。花のリレーが続きます。
今日は標準規格の蜜枠なので朝早く起きて回収し採蜜。
↑白い部分が蜜蓋。これを蜜刀で切り落とします。
↑何度見ても美しい。私は蜜蓋切りが苦手。どうしても綺麗に切り落とせないので妻に任せ、私はひたすら分離器を回します(汗)
切り落としたら遠心分離機にかけます。
↑2日間の採蜜で切り落とした蜜蓋。バケツ一杯になりました。
↑蜜蓋の蜜を吸いに蜜蜂が訪れていました。この蜜蓋も貴重な恵み。パラフィンもダニの薬なども入っていないので、溶かして蜜蝋にして巣礎やバームなどに加工します。
採蜜の後は内検。明日からしばらく雨の予報。貯蜜を入念に確認。最後に雨に備え、屋根をして作業は終わりです。
西洋ミツバチ 採蜜 5月27日
【主な作業:採蜜】
養蜂家は気楽でいいよね!!蜜蜂が勝手に蜂蜜集めてくれるから。昔言われた心無い一言。とんでもない誤解。弊社の蜂場では蜂蜜が絞れるのは4~6月。後はひたすらお世話。
ダニの駆除、餌やり、大スズメバチ対策などをして夏を越し、大スズメバチから蜜蜂を守りながら冬の備えを行い冬を越える。春になったら分蜂させないように蜂蜜を絞っても大丈夫なまで群を大きくする。そして花が咲くのを待つ。ここまでやって初めて蜂蜜が絞れるのです。気楽な瞬間なんて1秒も無いですよ。
採蜜はとても大変ですが、大変だからこそ絞れた時の感動は半端ではありません。そしてその蜂蜜を美味しいと食べてくれるお客さんの笑顔。頑張ってよかった。蜜蜂本当にありがとうと心から感謝する瞬間でもあります。
長くなりましたが、美味しい蜂蜜をお届けするため今日も心を込めて採蜜しました。
西洋蜜蜂 採蜜 5月25日
【主な作業:採蜜】
本日は採蜜。脱蜂板をセットしていたので蜜枠の回収はとっても楽。1群あたりわずか5分。蜜蓋を切り落とし遠心分離器にかけます。
↑蜜蓋を切り落とした蜜枠。白い花はプリペット。
西洋ミツバチ サブスク養蜂 隔王板のセット 5月24日
【主な作業:内検、サブスクサポート】
サブスク養蜂のサポートを行いました。今日はT様。半丈の巣礎枠の巣の盛り具合を確認。盛り始めていたので隔王板をセット。採蜜の形はできたので後は蜂蜜が溜まるのを待つだけです。
今年は5名がサブスク養蜂に参加して頂いていますが、5名とも採蜜できそうです。よかった。よかった。
西洋蜜蜂 脱蜂板 23年5月23日
【主な作業:内検】
養蜂は機械化が進まず(機械化できる部分は少ない)、とても重労働。そのため、これから養蜂が盛り上がり活性化するためには、若い人が兼業で参加するのがよいと考えています。週末養蜂家、または●●(本業)時々養蜂家、といった形で広がるといいなぁ。
兼業で広める為に今行っているのがスタイルの確立。脱重労働。メンテナンス時間の短縮を考えていて、その一環が今年から販売している初めての採蜜セットです。
今日は採蜜できる状態になった群に脱蜂板(初めての採蜜セットに入っている)をセットしました。
↑表と裏。全面に蜜蓋がされました。採蜜できます。
脱蜂板は蜂の動きを制限する機能があり、蜂を蜂ブラシで払い落とす作業を簡略できます。また、蜂ブラシで蜂を傷めないで済みます。さらに、採蜜時に蜜枠の回収が簡単に行なえます。
いいこと沢山の脱蜂板。セットの流れを紹介します。
半丈だけの継箱を外す。
↓
新しい半丈だけの継箱(巣礎枠入り)を乗せる。
↓
蜜枠の蜂を八割振るい落とす。
↓
脱蜂板を乗せる。
↓
蜜枠の入った半丈だけの継箱を乗せる。
2~3日で蜜枠の蜂は脱蜂板を通り下に移動します。採蜜の時にほとんど蜂を振るい落とすことなく蜜枠を回収できます。
西洋ミツバチ 養蜂実践講習会 23年5月21日
【主な作業:実践講習会、内検】
2週連続で週末が雨だったので、無料蜂場見学、講習会が中止となってしまいました。今日は快晴。やっとイベントを開催できました。
本日は養蜂実践講習会。内容は、養蜂の基本の内検とは何か、内検のポイント、養蜂3大器具の使い方、内検の実践などです。
↓1箱を一緒に内検しました。
↓枠の重さに驚かれていました。
次回のイベントは6月11日(日)の蜂蜜絞り体験会です。養蜂を広めたい、ミツバチも人も住みやすい世界を作る為にミツバチをもっと知って欲しい。そんな思いと願いを込めて行っています。よかったら参加してください。参加希望の方はinfo@wakuwakulifu.comまで体験参加希望とご連絡下さい。
サブスク養蜂 女王蜂産卵開始 23年5月20日
【主な作業:内検、サブスク養蜂サポート】
プリペットの花芽が開き始めました。独特の臭いがします。
↓気温が高くミツバチは巣門に出て、巣箱内部の温度を下げようと頑張っています。
本日はサブスク養蜂のサポートを行いました。今日は女王蜂にマリーちゃんと名前を付けてとても大切に育ててくれている家族が内検にみえました。
↑巣門向かって左にマリーちゃんと表札があります。※蜂に埋もれて殆ど見えません。
マリーちゃんですが、少し前に死んでしまいました。今日はマリーちゃん二世が交尾飛行したかどうか確認しました。
↑暇を持て余した娘さんは、巣門の前の蜂をすくって様子を観察。本人はご満悦でしたが、ご両親と私はビックリ。
マリーちゃん二世は交尾飛行から無事帰って来てくれました。6月上旬には採蜜できそうです。一安心。
セイヨウミツバチ 掃除採蜜 23年5月17、18日
【主な作業:掃除採蜜】
キンポウジュが満開。青い空に真っ赤な花の映えること。本当に美しい。
↑蜂が映っていませんが、ミツバチはキンポウジュが大好き。表、裏が無く
開花するれば必ずと言っていいほど訪花するのでお勧めです。※花が咲くまでに5年程かかります。
本日は掃除採蜜。巣箱の中の古い蜂蜜を絞る大切な作業です。掃除採蜜しないと、餌で与えた砂糖水が混入してしまったり、ダニの駆除剤が残留する恐れがあります。
掃除採蜜はタイミングが難しいです。流蜜が始まってからだと収量が減ってしまうし、流蜜がないと勢いが失速したり、最悪は餓死の恐れがあります。
採蜜できる蜂量まで分蜂させずに育て、天候、花の開花のタイミングを見極めて掃除採蜜を決行。後はミツバチが蜂蜜を集めてくれるのを待ちます。蜂蜜を絞るのは非常に時間と手間がかかります。
今回の掃除採蜜はタイミングはよくないです。本来はエゴの開花前にやりたかったのですが、出荷や育成などがあり今日になってしまいました。
後は天候、ミツバチの頑張り、花の流蜜量次第です。 美味しい蜂蜜がしぼれますように。
西洋蜜蜂 出張メンテナンス 分蜂群の内検 23年5月15日
【主な作業:出張メンテナンス】
お世話になっているブルーベリー農家さんから、「14枚群まで頑張って後少しで採蜜だったのに分蜂してしまった。この後どすれがいいのか分からないから見て欲しい」との依頼を頂きました。ありがとうございます。
まずは分蜂した群のメンテナンスから。分蜂群は無事回収できていました。
↑巣箱が小さいので10枚箱に引越し。
↑女王蜂と産卵を確認。巣礎枠を3枚追加してメンテナンス完了。
分蜂して残った群は、女王蜂が生まれているか否かを確認。未交尾の女王蜂を発見。王台がいくつもあったので全て撤去してメンテナンス完了です。
西洋ミツバチ 追加販売 出荷 23年5月15日
【主な作業:内検、出荷】
本日の主な作業は出荷と交尾確認。
●出荷
追加販売分の蜂を出荷しました。
●交尾確認
割り出した群の女王蜂が無事に交尾に行ったのかを確認。今日は確認した女王蜂は全て交尾飛行から帰って来てくれていました。これで一安心と言いたいのですが、有蓋蜂児が出来るまでは気が抜けません。産卵異常を起こし、雄蜂しか生まない場合があるからです。
西洋ミツバチ ユーカリグロブロス 23年5月13日
【主な作業:内検】
今にも雨が降り出しそうな空。昼からは雨予報なので急いで作業開始。
↑本日の蜂場の様子。天気は悪いですが、ミツバチの機嫌はまずまずでした。
内検を始める為に巣箱に向かうと、地面にミツバチの塊を発見。
↑案の定中には女王蜂が居ました。今回は死んで時間が経った女王蜂。結構時間が経っている。巣箱から死んで放り出されたのでしょうか?でもこの周りの群は昨日内検済。うーん、どこの群だろう?養蜂は想定外だらけです。
作業の最後に少し前に植えたグロブロスの様子を確認。
↑水が切れて萎れている!!
↑慌てて20L水を与えました。グロブロスは水が大好き。しばらくは水やりが欠かせません。
↑2ヶ月ほど前に植えたグロブロスは新芽が出て伸び始めました。どんどん大きくなって日陰を作ってね。
西洋蜜蜂 カーニオ系?追加販売 23年5月11日
【主な作業:内検】
ヘアリーベッチが満開。
ここまでの道のりは長く3年かかりました。土壌の大切さを理解し、適切なアドバイスを受け実行した結果、やっと上手く育てることが出来ました。ヘアリーベッチが終わったら蕎麦の種を預ける予定です。
養蜂を軸に色々な方と少しずつ豊かさを共通する形を作りたいと切に願う今日この頃。ミツバチの為だけでなく、ミツバチがもたらしてくれる恵み【受粉交配】に着目して蜜源植物を育て活用したい。その1つが蕎麦です。後はナタネ、ヒマワリの油作りもやりたいです。
昨年から始めたナタネ作りは猫の額程の面積ですが、継続中。ヒマワリは猪と鹿対策の電気柵と水ハケをよくする溝が掘れない(機会がない)ので今年は中止しました。
一人では何も出来ないので、一緒にやりたい、もしくは既にやっている方。声かけて下さいませ。勢いはあります。よろしくお願いします!!
さて、本題です。女王蜂がカーニオラン系?が1群いますので追加販売を致します。現在7枚満群。フソ病検査は終わっているので直に出荷できます。
↑7枚満群。
↑純粋なカーニオランに比べれば体色はイタリアンよりです。
↑イタリンとしはの販売は厳しいのでカーニオラン系?としています。
↑産卵能力◎。※出荷のタイミングで産卵状況は変わります。
新品の山田くんの10枚巣箱に7枚群+巣礎枠3枚で69,000円(税込み、送料別)でお届けします。希望される方は、info@wakuwakulifu.comまでご連絡下さい。板数が多いので輸送中の蒸殺が怖いので、直接引取り頂けるととても嬉しいです。
西洋ミツバチ 割り出し群 王台除去 23年5月3日
【主な作業:サブスクサポート、割り出し群の内検】
本日の主な作業はサブスクのサポートと割り出し群の内検です。
●サブスクのサポート。
今年から始めた新しいサービス。サブスク養蜂。5組参加頂いています。今日は分蜂してしまった群の建て直し作業。王台から女王蜂が羽化しているか否かを一緒に確認しました。女王蜂は羽化していました。
●割り出し群の内検
割り出し群の王台の除去を行い王台を1個にしました。
西洋ミツバチ 出荷終了 23年5月2日
【主な作業:出荷、内検】
あまりの忙しさに4月の日記が更新できませんでした。3月中旬から始まった出荷がやっと終了し、忙しさもひと段落なので日記を再開します。
山田くんの西洋蜜蜂 5月の飼育のポイント
キーワード『分蜂、割り出し』
蜜源植物がもっとも豊かな5月は群が充実するため分蜂が発生します。そのためこの時期は群を人工的に増やす割り出しが可能となります。分蜂と割り出しに関して詳しく説明します。
第5章 分蜂とは 21年5月改編・・・ 詳細はこちら
第6章 分蜂の防ぎ方 21年5月改編 ・・・ 詳細はこちら
第7章 分蜂群の定住までの注意点 21年5月改編 ・・・詳細はこちら
第8章 分蜂群の定住1回目の内検の流れ 21年5月改編・・・ 詳細はこちら
第9章 巣箱の増やし方に関する基礎知識 21年5月改編・・・ 詳細はこちら
第10章 割り出し5つのステップ 21年5月改編・・・ 詳細はこちら
第11章 割り出し群の管理3つのポイント 21年5月改編 ・・・詳細はこちら
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