2024年 10月の山田くんの養蜂日記
Bee Life,Be Happy!!
あなたにとって幸せって何ですか?きっと私の幸せとは違うと思う。幸せに多様性があるように、養蜂にも多様性があっていい。あなたらしく、あなたのスタイルで存分に楽しんで欲しい。
あなたというスタイルを作るため、2024年の山田くんの養蜂場では種蜂の販売に加え【ロングフレームの受注生産】【ハーフ継箱の販売】【定飼育用10枚箱キットの販売】以上を開始します。詳細は決まり次第HPにて行います。
種蜂は早期お届けは完売となり、現在は越冬群の通常、ゆっくりお届け、新王群を受け付けています。詳細は下記URLをクリックして下さいませ。24年も養蜂三昧。全力で駆け抜けます。
西洋蜜蜂 飢え 24年10月25日
【主な作業:見回り、内検】
飢えが酷い。越冬前のこの時期は、蜜蜂の飢えが酷いので内検しにくい。僅かな蜜に直に群がる群がる。ドローンドロップで切り取った雄房に少しでも蜜があれば、あっと言う間に蜜蜂だらけ。これではドローンドロップの意味がない。
そこでこの時期はゴミ袋の中で雄房を切除して直に封が出来るようにしている。
昨年生まれの女王蜂以外は冬を知らないのに、本能なのか、それとも感じる物があるのか?よく分からないが、この時期は貯蜜を充分に持ってもらっても飢えが収まらない。
西洋ミツバチ 中京高校地域活性部のミツバチ 引き上げ 24年10月24日
【主な作業:見回り、内検、給餌、蜜蜂引上げ】
中京高校の地域活性部さんにお貸ししていた蜜蜂を引上げて来た。一番の心配はダニ。駆除剤を投与してもらったが効いていないかもしれない。早く確認したいと思いながら現地に到着。久しぶりの対面にドキドキ。
まずは巣箱の周りの確認。大スズメバチが来ていたが、気温が低く蜜蜂は巣箱の中。ネットもあるので問題なし。巣門の周りに死骸や歩いている働き蜂は居ない。それにしても綺麗に管理されている。
ネットを外して内部の確認。巣箱をそっと開ける。丁寧に敷かれた新聞紙を取り除く。あー、この数ヶ月本当に大切に育ててもらえたんだ。有り難いし嬉しい。そう思える巣箱内部の状態だった。
巣箱を開ければ蜜蜂への愛情がよく分かる。気温が低めとはいえ全く騒がない蜜蜂。蓋で潰されている子も居ない。巣碑枠は隣としっかりくっついていてビースペースが広がり過ぎていない。こんなに大切に育てて頂けるとは。生徒さんと担任の先生に心から感謝申し上げます。
ダニは駆除出来ているので後少し給餌をすれば問題なく越冬できる状態です。これからは私が引き続き大切に育てて生きます。
蜜蜂を引上げた時に担任の先生から『蜜蜂可愛くてしかたい。これから寂しくなる。本当に良い経験が出来た』と言って貰え胸が熱くなった。こちらこそ本当に良い経験をさせて貰えました。ありがとうございます。
西洋蜜蜂 出荷完了 24年10月22日
【主な作業:見回り、内検、出荷】
今年最後の出荷。今年も多くの方に蜜蜂をご購入して頂けました。本当にありがとうございます。来年もよいミツバチをお届けできるようにこれからも頑張りますのでよろしくお願いします。
貯蜜が少な目ですが、産卵状況は◎。
来春の種蜂の予約は例年通り12月10日から行います。値段は10月中にHPにアップ致します。
西洋ミツバチ 給餌 24年10月17日
【主な作業:給餌、見回り、ドローンドロップ】
どんだけー!いつまでー!ということで今日も給餌。高温続きでミツバチは絶好調。
期待はしているが当てにはしていないセイタカアワダチソウ。
高温の影響なのだろうか、訪花していない。例年だとそろそろ巣箱から強烈な異臭が漂うのだが、今年は全然臭いがしない。
高温の影響で産卵は絶好調。貯蜜をどんどん食べて産卵圏を広げている。産卵圏が広がると餓死の危険性が高くなるので、産卵圏が広がらないように給餌で抑えようと必死だが思うようには行かない。
この高温はしばらく続きそうだが、11月は例年並みの気温になる予報。となると秋はなくなり一気に冬が来ることになる。それまでに何とか充分な貯蜜を持ってもらわないと、越冬中に餓死してしまう。急がねば。
調子がよい群は自然巣を作っている。
自然巣に女王蜂がいる恐れがあるので丁寧に切り取り、巣碑枠を1枚追加した。
西洋蜜蜂 給餌 24年10月13日
【主な作業:給餌、見回り、内検】
地球はどうなってしまったのだろう。10月とは思えない気温が続く。毎日給餌をしているが産卵圏がどんどん広がるだけで貯蜜が充分にならない。
お腹を空かしている蜜蜂。
ひもじい思いはさせたくない。特に餓死なんて論外。蜜蜂のために出来ることは限られているが、腹いっぱいになるまで餌を与えることは出来る。大変だけど頑張るぞ。
日中は高温で秋を全く感じられないが、日は確実に短くなっている。山ぎわの蜂場は2時を過ぎると日陰になり、蜜蜂は大慌てて巣箱に戻る。
確実に冬は近づいている。
西洋蜜蜂 秋の種蜂 出荷 24年10月11日
【主な作業:見回り、内検、出荷】
種蜂を出荷しました。秋雨前線の影響で出荷開始が少し遅くなりました。
西洋ミツバチ ドローンドロップ 24年10月9日
【主な作業:見回り、ドローンドロップ】
気温が急降下。朝は雨降りで寒かったので長袖に変更。1週間前までは空調を服使っていたのに凄い変化。雨が上がり次第作業を開始。今日はドローンドロップ。
雄の育成が終わった群もあれば、まだまだ育成中の群もある。ドローンドロップだけではダニの寄生拡大を防ぎきれないが、一定の効果はある。また、ダニの寄生率の判断の目安の一つになる。
ドローンドロップは難しくない。蓋掛けされた雄房をカッターなどで切除するのみ!!
ハーフの巣碑枠に出来た雄房の切除の様子。
巣房は必要なら再建され、不要なら来春まで再建されない。再建される時に、働き蜂の巣房になることもあるが、それは働き蜂の判断によるものなのでコントロールは出来ない。
雄房がある間は雄房に寄生しやすいのでダニの寄生は広がりにくいが、雄の蜂児がなくなると一気に働き蜂に寄生する。近年は温暖化進み女王蜂が冬に産卵を停止しにくくなっていて、それがダニの寄生が拡大する要因となっているので、雄の育成が止まった後こそ要注意である。
来春を一緒にむかえよう。
西洋蜜蜂 見回り 給餌 24年10月8日
【主な作業:見回り、給餌、草刈】
今日も時々雨の降る微妙な天気だった。1日中気温は変わらず、雨が降ったり止んだり。こうなると大スズメバチの襲撃がいつ起こるか分からない。
いつもなら気温が上がり、しばらくしてから襲撃が起こる。そして、気温が下がり始める夕方にもう1回襲撃が起きる。日中も起きないわけではないが、激しい襲撃は朝か夕方に起きるので、そこで対応すれば被害を抑えることができる。
今日はこのパターンが通じない。ならどうするか?読めない事を悩む暇はない。労力を惜しまないで見回りの回数を増やす!ということで今日は3回見回った。それでも1箱で200匹程の犠牲が出た。大スズメバチも命がけ。200匹の被害で済んでよかったとしよう。
見回りの間に給餌。給餌も最終段階。気温が下がり始めているので短期間で給餌しないと充分な貯蜜を持ってもらいにくくなる。
ここに来て勢いが凄く出始めた群がある。4日前に巣碑枠を1枚入れたのだが、今日自然巣を作っていた。
全力で生きている蜜蜂からいつも元気とやる気をもらう。ありがとう。冬まで後少し来春を一緒にむかえられるように全力で頑張るぞ!!
西洋ミツバチ 草刈 24年10月7日
【主な作業:草刈、見回り】
たまらない。願いや想いなんて関係ないと言わんばかりの自然と向き合う中で、本当の気持ちや意思が丸裸にされていくのがたまらない。かりそめの願いや欲は剥がされて、本当の自分に気が付くことが出来る。これが養蜂の醍醐味なんだと最近感じている。
冬に向けて群を整えたい、内検したいと思っているが雨。以前なら内検できないから困ったと感じていたが、今は違う。
出来ることを全力で。内検出来ないなら、内検しやすいようにと草刈をした。
西洋蜜蜂 見回り 給餌 24年10月6日
【主な作業:見回り、給餌】
気温が低くなり一気に作業を進められると意気込んでいたが、秋雨前線到来。朝は雨で昼前に雨が上がった。内検は諦め見回りと給餌を行った。
アワダチソウが開花し始めたが流蜜はまだのよう。産卵圏が拡大し、貯蜜が減り始めている群もあるので油断は出来ない。
よほどお腹が空いているのか、直に砂糖水を飲み始めた。腹いっぱい食べてね。ひもじい思いだけささせないよ。
西洋ミツバチ 内検 24年10月5日
【主な作業:見回り、内検、給餌】
気温が下がり作業しやすくなった。大スズメバチの襲撃は毎日のように続いているので1日2回の見回りは欠かせない。
気温が低くなり作業しやすくなったが、いつまでも続くと思っていると急に冬が来るのが、最近の流れ。内検不足にならないように1箱1箱、魂込めて見て行く。
暑さを乗り切った女王蜂達。これから産卵は更に上向いてくる。
↑ダニの駆除にも成功し綺麗な産卵圏。少しお腹が空いているので給餌が必要。
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