2024年8月の山田くんの養蜂日記


8月になりました。暑いなんてもんじゃない日が続いています。高温に加え、蜜源は枯渇。群の勢いは失速しています。8月は水田のカメムシ防除、大スズメバチの襲撃開始とミツバチにとっては大変な時期です。今まで以上に気合を入れてミツバチに寄り添いたいと考えています。8月2日

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西洋みつばち 蜂蜜絞り体験教室 24年8月28日

【主な作業:見回り、草刈、体験教室】

まだ来ない!!台風。当初は28日に東海地方に接近の予報だったが、今日の予報では31~1日となっている。異常な台風だ。

今日は雨が降る予報だったが晴れ。体験教室までは少し休めると思っていたが残念。気を取り直して見回り。昨日偵察に来ていた大スズメバチを取り逃がしたので、今日は来るだろと思っていたら予想通り。襲撃が始まった所だった。襲撃開始直後だったので被害は無し。

見回りの後は草刈。台風の後天候が回復すると、いよいよ今年の終盤戦が開始となるので、それに備えて巣箱の周りの草を刈り内検しやすくした。


草刈の後は、中京高校の地域活性部さんで蜂蜜絞り体験教室をした。絞りたての蜂蜜に『美味しい!!』と大はしゃぎの先生と生徒さん。本当に楽しかったと言ってもらえたので、とても嬉しかった。素敵なご縁に感謝。

体験教室の後は見回り。今年は例年とは違い夕方に襲撃が集中するようだ。1箱襲われていたが襲撃開始直後のため被害は無し。台風の後は襲撃が本格化しそうだ。

西洋ミツバチ 大スズメバチ 久しぶりの襲撃 24年8月27日

【主な作業:見回り、体験教室の準備】

本日夕方の見回りで、大スズメバチが捕殺器に入っていた。また偵察に来ていた大スズメバチがいた。残念なことに取り逃がしてしまったので明日は要注意だ。

有り難い事に今年は大スズメバチの襲撃が遅く、被害が出ていないが、どうやらそろそろ襲撃が本格化しそうである。台風が過ぎた後は特に要注意。11月まで気を緩めないで頑張るぞ!!


西洋蜜蜂 草刈 24年8月26日

【主な作業:給餌、草刈、見回り】

来ない!台風が。どうしたの?逸れたのと確認するとゆっくりと北上中。毎日予報が変わる。予定が立てられず非常に困る。

今日は台風に備え給餌と草刈。台風の雨の間餌を取りに行けない大スズメバチやクマはお腹を空かせていので、台風後に襲撃してくる恐れがある。捕殺器の設置は大方終わったので、今日は電気柵のワイヤー周りの草刈を行った。

西洋みつばち 捕殺器設置 24年8月25日

【主な作業:見回り、捕殺器設置】

どうなっているの?最近の天気予報。見るたびに変わるので段取りが立てられない。今日は雨の予報だったのに、朝から気持ちのよい晴れ。何をしようかしばし悩む。

餓死に備え給餌は行った。排水溝の点検完了、屋根の上にブロックも設置した。台風対策はこれで良いとして、台風の後を考えないといけない。

雨の間餌を取りに行けない熊や大スズメバチの襲撃があるかもしれない。給餌を優先し捕殺器の設置が終わったいなので、捕殺器の設置をすることにした。

西洋蜜蜂 台風対策 24年8月24日

【主な作業:台風対策、見回り、給餌】

今回の台風は雨が長期化するとの予報。餓死が心配になるので見回りの後、貯蜜を再確認して給餌。その後は台風対策。

台風の被害として想定されるのは、強風による巣箱の転倒、雨による水没。暴風が想定される場合は、紐などで巣箱を地面に固定するなどの対策が必要になる。水没は蜂場の排水溝などを点検し水はけの確保が欠かせない。

今回は暴風は無さそうなので巣箱の上にブロックを設置した。最後に排水溝を確認。猪が掘り返し半分埋もれてしまっていた。あぶない、あぶない。

やれることを全力でやった後は、最後の最後は祈ります。蜜蜂が無事でいれますように。


西洋ミツバチ 巣箱、給餌器の洗浄 24年8月23日

【主な作業:見回り、巣箱、給餌器の洗浄】

台風が発生した。28日頃に直撃するかもしれないとの予報。とても心配。台風の対策も必要だが、台風後の内検の準備も大切。台風が過ぎると季節が進むので、秋の本格的な内検を開始する予定。それには給餌器と巣箱が必要。ということで、巣箱と給餌器を洗った。明日は台風対策。


西洋蜜蜂 久しぶりの内検 24年8月22日

【主な作業:給餌、見回り、内検】

気温が高い日が続いているが、そろそろ雄蜂の育成を再開する頃なので状況を確認するために内検した。雄蜂の育成が再開され、雄の卵が確認できた群があったのでもう少ししたらドローンドロップを再開する必要がありそうだ。

それにしてもどの群も貯蜜量が少ない。高温続きの上、雨が降っていないので仕方ない。餓死に気を付けて給餌を欠かさないようにしたい。

西洋ミツバチ 大スズメバチ襲撃開始? 24年8月18日

【主な作業:見回り】

見回り。巣箱が大スズメバチに襲われていないか確認して回る作業、では無いです。大スズメバチの襲撃の有無を確認するのはもちろんですが、それ以外に巣門の前の様子。巣箱に通っている蜜蜂の量や様子。貯蜜量。電気柵の様子などを確認するのが見回りです。

今日の見回りで大スズメバチの襲撃は無かったですが、捕殺器にスズメバチが入っているのを確認。蜜蜂が応戦し20匹程が死んでいました。本格的な襲撃が開始されるかも知れないので、今日を襲撃開始日としました。

襲撃が開始されたら、夕方も見回ります。今日から11月中旬まで、雨降り意外は毎日、1日2回見回ります。長い長い戦いの始まりです。

西洋蜜蜂 給餌 24年8月16、17日

【主な作業:見回り、給餌】

雨が降らず、高温続き。これでは植物も弱ってしまう。それが原因なのかは分からないが、例年よりも貯蜜量が少ない群が多い。中には餓死寸前の危ない群もあった。

貯蜜量が少ないと気が付けて群は良いが、それ以外の群に見落としが無いか不安。何か1つの事だけに囚われることなく、常に全体を把握することがとても重要。

西洋ミツバチ 敵は大スズメ蜂だけではない 24年8月13日

【主な作業:見回り】

8月になると大スズメ蜂の襲撃が起きるので、8月から11月までは完全な休みはなくなります。大雨以外、必ず見回ります。今日も襲撃は無かったです。いつかは必ず襲撃されるのでこれからも油断は出来ません。


見回りの時には、クモも退治しています。一見大きな被害は無さそうに見えますが、クモの巣を見ると結構な数のミツバチが犠牲になっています。

大スズメバチ、黄色スズメバチ、ツバメ、クモ、アブ、トンボ、農薬、などなどミツバチの天敵は本当に多いです。

西洋蜜蜂 捕殺器の設置  24年8月12日

【主な作業:見回り、捕殺器設置】

本日も捕殺器の設置作業。防草シートの上の草を引き、ホウキでゴミを掃いてから、捕殺器を設置しました。


↑全ての巣箱の上に捕殺器を置いてから作業を開始。防草シートを敷いているが隙間や破れた所から草が生えてしまっている。このままでは巣門の様子が観察しにくい。

捕殺器の設置に関して今年から変更点があります。2階建てにしている場合、今までは2階の巣門は閉じて1階の巣門にのみ取り付けていましたが、暑すぎるので2階の巣門を閉じないで捕殺器を付けるように変更しました。



作業後に女王蜂の写真を撮影。サブスクのラッキーちゃんジュニアの様子が知りたいとご要望頂きました。愛情を持っていただけることがとても嬉しいです。



西洋ミツバチ 草刈 24年8月11日

【主な作業:見回り、草刈】

全蜂場を見回ってから、草刈しました。

西洋蜜蜂 捕殺器の設置 24年8月10日

【主な作業:見回り、捕殺器設置】

本日も捕殺器の設置作業。今の所襲撃されずに済んでいる。ありがたい。








毎日少しずつだけれど、体制は整いつつあります。

西洋ミツバチ 捕殺器 24年8月8日

【主な作業:見回り、捕殺器設置】

仕事中にもっとも困ることはトイレ。冷たいお茶を大量に飲んでしまうこの時期。お腹の調子を崩しやすい。こうなると一大事。今日は朝から調子がいまいちなので捕殺器の搬入のみで作業終了。

今日も襲撃はなく無事一日を終えられました。感謝感謝。

西洋みつばち 捕殺器設置 24年8月7日

【主な作業:見回り、捕殺器設置】

今日から捕殺器の設置を開始した。1日で全群は無理。お盆までに作業を終える段取り。捕殺器を付けるために欠かせないのが草刈。草があると捕殺器を設置しにくいだけでなく、ミツバチも巣箱に出入りしにくい。また、大スズメバチの襲撃に気付きにくくなる。

デリケートゾーンである巣門に近づくと、巣を攻撃されると思いミツバチは攻撃してくる。そのため草刈にはカッパと手袋が欠かせない。

ということで、カッパを着て手袋を装着して草刈開始。あっと言う間に気持ち悪くなる。何とか最後まで草を刈り、捕殺器を設置。熱中症寸前だった。

捕殺器を設置すると巣箱への侵入は無くなるので全滅は免れるが、捕殺器で戦うので見回りは欠かせない。11月まで長い長い戦いが続く。


西洋蜜蜂 出張メンテナンス 24年8月6日

【主な作業:見回り、出張メンテナンス】

もっとも早く大スズメバチに襲撃されたのが8月6日なので、毎年この日から見回りを開始している。見回りに欠かせないのでタモと粘着シート。

巣箱を襲撃している大スズメバチはタモで捕獲。囮にする1匹を残し全て排除。囮は粘着シートに取り付けて屋根の上に設置と言った具合です。

襲撃している大スズメバチは意識が蜜蜂に向いているので、襲ってくることは稀ですが、タモでの捕獲に何度も失敗すると襲ってくることがあります。慎重に一撃で捕獲することがポイントです。

見回りの後は出張メンテナンス。中京高校の地域活性部にお邪魔しました。ご縁を頂き今年の6月から9月まで蜜蜂をレンタルさせて頂いています。8月になり、ダニの駆除剤の投与、捕殺器、給餌器の設置などの作業が必要になったので伺わせて頂きました。

2階建てになっていましたが、蜂量は1階立てで収まるまで減っていたので、1階建てに変更。給餌器、捕殺器、ネットを設置して作業終了。


西洋ミツバチ 給餌 24年8月5日

【主な作業:給餌】

本日は給餌しました。貯蜜量は群によってバラバラ。足りない群に給餌しました。この時期は砂糖水が直に傷むので、前日に必要な分だけを作り直に使い切るようにしています。

西洋蜜蜂 給餌 24年8月2日

【主な作業:給餌】

主な作業は給餌。この時期は蜜源がほとんどありません。ビービーツリー、エンジュは終わり、カラスザンショが咲くのはもう少し先と言った具合で、太い流蜜はないです。そのため貯蜜をどんどん消費してしまっています。

餌がなくなれば、群は失速し最悪は餓死。餓死だけは絶対駄目!!餓死は1年中起きる恐れがあるので、どんな時も油断大敵です。

西洋ミツバチ 雄カット 24年8月1日

【主な作業:内検】

暑いなんてもんじゃない!!アイスベストに空調服、作業は6時から開始していますが、11時までが限界(T_T)

作業終盤では、『今日は何をしに来たんだろう?ここで何をやっているのか?』と頭が朦朧とします。危ない危ない。逃げるように帰る。そんな日々が続いています。

今日はドローンドロップ。現在ダニの駆除剤は投与してありますが、駆除剤が効かない場合があります。そのため薬の使用と共に、ドローンドロップも行っています。イメージとしては薬の効かないダニをドローンドロップで除去するといった具合です。

ウインタービーの育成が始まる8月末ごろまでにダニの寄生率を極定数まで持っていかないと越冬は難しくなります。暑いですが、一年で一番大切な踏ん張り所。気合を入れて全力で乗り来ます

8月の飼育のポイント

キーワード『大スズメバチ
8月、お盆過ぎになると大スズメバチの襲撃が始まります。大スズメバチは集団で蜜蜂を襲い数時間で全滅させてしまいます。大切な蜜蜂を大スズメバチから守るため、大スズメバチに関して詳しく解説します。

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