2024年5月の山田くんの養蜂日記


Bee Life,Be Happy!! 

あっと言う間に5月。5月はシイ、エゴ、ニセアカシア、カキ、クローバー、数多くの蜜源植物が開花し蜜蜂の勢いは更に増して行くので、養蜂でもっとも楽しい季節です。越冬群の出荷を終え、ここから本格的に新王群の育成に入ります。種蜂は新王群を受け付けています。詳細は下記URLをクリックして下さいませ。

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西洋蜜蜂 やって来てしまいました 5月26日

【主な作業:内検、サブスクサポート】

低い羽音を響かせながらついにやって来るようになりました!!大スズメバチの女王蜂。女王蜂を捕まえれば巣の絶対数は減るので、蜂場にやってくる大スズメバチの女王蜂はタモ、ハイブツール、誘引液などで駆除しています。


誘引液は効率がよいと聞きますが、私の誘引液効果はいまいち。今年から材料を変更しましたが効果は微妙。もう少し工夫しないと。

今日は内検とサブスクのサポートを行いました。





作業後に鹿対策の忌避剤を設置。蜂場のクラブアップルの新芽が鹿に食べられ無残な姿に。これ以上食われると枯れる。対策を色々考え一番簡単な忌避剤を試すことにしました。

沈黙の春 24年5月25日


沈黙の春 62年後の現実に参加させて頂きました。藻谷さんの公演から始まり、トークセッション、パネルディスカッションと非常に濃い内容。とても勉強になり参加させて頂けたことにとても感謝しています。



想像以上に多くの方が来場されていました。私が養蜂を始めた頃にこのような集いを開催してもきっと人は集まらなかったと思います。時代が大きく変わり始めています。

西洋ミツバチ 2階建て化 24年5月24日

【主な作業:内検】

割り出しは大方終わりました。後はフソ病検査を終えれば出荷という状況になっています。割り出しを終えた親群が回復して来たので2階建てにしました。

巣箱が満タンになり、気温も高くなって来たので巣門では働き蜂が扇風作業を頑張っています。






10枚満群まで回復してくれました。これ以上は割り出せないのでハーフの継箱を使って2階建て。


このスタイルが私には一番合っています。

西洋蜜蜂 産卵異常群のその後 24年5月23日

【主な作業:内検】

活躍を楽しみにしていた21年生まれの女王蜂が4月初旬に産卵異常を起こし、働き蜂に殺されてしまいました。とても残念でしたが、変性王台から次代の女王蜂が誕生。無事交尾飛行から帰り産卵を開始してくれました。

産卵異常で働き蜂の房に雄を産卵してしまい変形してしまった巣碑枠。どうするのかと定期的に観察してみると・・・。働き蜂は本当に凄い。雄蜂が羽化するのを待ってから働き蜂の房へと再建して行きました。


勢いが出て7枚満群


自然巣を作ってしまう。


親ゆずりの高い産卵能力。美しい。

7枚箱から10枚箱へと引越ししました。



何としてでも命を繋ごうとする蜜蜂。本当に、本当に凄い。

西洋ミツバチ 割り出し 草刈 24年5月22日

【主な作業:内検、草刈】

臭い!!そして慣れないこの臭い。プリペットが満開。蜜蜂も訪花しますが、今日はクマ蜂が凄い。狂気乱舞といった具合。





今日は割り出し。10枚満群になった群を3枚群で2箱に割り出し。




不定期開催。山田くんのQ&Aコーナー


Q:ドローンドロップで巣を切除しても修復してくれますか?

A:はい修復してくれます。


下半分の色が違う所が修復された巣房。


元通り雄房に修復されることもあれば、働き蜂の房に修復されることもある。

西洋蜜蜂 働き蜂の生き様 24年5月20日

【主な作業:羽化、交尾確認、内検】

内検の合間に蜜源を見て歩く。今はクローバーが満開で多くの蜜蜂が訪花している。一生懸命花粉や蜜を集める姿には心が癒されます。写真を撮って見返してみると羽の先が傷んでいることに気が付きました。







羽化した働き蜂は子育てなどの内勤から始め、その後外勤。外勤は過酷で内検中に羽を傷めた子や、体毛が薄くなっている子を見かける。それだけ過酷なのに朝から晩まで餌を集める。群としての命を紡ぐ。そのためだけに。シンプル、そして粋な生き様。何時間でも巣門を見ていられる。

西洋ミツバチ ハウスキーパーは命がけ 24年5月21日

【主な作業:羽化確認、内検】

こんな↓王台を見かけたら直に助けて下さい。中の働き蜂を!!


羽化して蓋が一度開いているのに閉まっている。

王台は特別な部屋。病気を防ぐためなのか再利用はしない。でも、働き蜂は羽化後空になった王台を掃除してしまう。これが命取りになる。働き蜂は完全分業。王台を掃除する子と、王台を再利用できないように蓋をする子は別。だから、働き蜂が閉じ込められ死んでしまうことがあります。

さっきの王台を切って見ると。





やっぱり働き蜂が閉じ込められ死んでいました。掃除でさえ命がけとは!!

西洋蜜蜂 サブスク養蜂 ラッキーの様子 24年5月18日

【主な作業:サブスク養蜂サポート、内検】

サブスク養蜂のラッキー(女王蜂の名前)サポートを行いました。状況は10枚満群+ハーフ継箱で、2階も巣盛りが完了。後は蜂蜜が溜まるのを待つのみです。6月上旬には採蜜できそうです。

西洋蜜蜂 採蜜群 割り出し 24年5月17日

【主な作業:割り出し】

先週採蜜を行った群から3群割り出し。2階建て+ハーフ継箱という構成だったので、ダルマ落としのように1階を抜き、3群に分割。

巣箱の様子が変わり一時は巣門が大渋滞。





落ち着いた頃を見計らって滑走路装着。



3群とも無事に女王蜂が誕生し、交尾飛行に成功してくれることを願います。

※余談。蜂場にはゴミを残さないようにしていますが、落としたわずかな雄の蛹の味を覚えたのか鷹?が蜂場を餌場にしてしまっています。少し目を離すだけで直に飛んで来る。熊ではないのでいいのですが、困ったものです。


西洋ミツバチ 何故そうなる 24年5月16日

【主な作業:羽化確認】

雨の合間に羽化確認のための内検。内検中に巣門に働き蜂が死んでいる群を発見。死骸の様子からミツバチ同士が戦ったようだ。死骸が見つかった群には3月に女王蜂が急死し、変性王台から誕生した新女王蜂が居る。額面蜂児になる産卵能力。これからが楽しみな群。

巣箱の中を確認すると巣箱の底に2つの蜂球。まさかと思い煙を吹きかけると・・・交尾済みの女王蜂と未交尾の女王蜂が死んでいる!!!



未交尾で分蜂した群が有王群に間違って入居。交尾済み女王蜂を未交尾女王蜂が殺し、未交尾女王蜂が有王群の働き蜂に殺されたと推測。分蜂した群の一部が巣箱を間違えることはありますが、女王蜂が殺されることは稀。

巣箱を間違えないようにレイアウトには気を使っているが、こればかりは防ぎようがない。何故そうなる。思わずため息がでるショックなできことでした。変性王台から次世代女王蜂を育成するために給餌した作業は終了。

西洋ミツバチ 羽化確認 ブラシの木満開 24年5月15日

【主な作業:羽化確認、内検】

5月蜂場は色々な花が開花するのでとても鮮やかです。


満開のブラシノキ。


朝から多くのミツバチが訪花していました。

今日のメインは羽化確認。女王蜂が羽化する貴重な瞬間を見ることが出来ました。


真ん中の働き蜂の下に王台があり、働き蜂に煙を吹きかけどいてもらうと


王台から女王蜂が顔を出していました。スペースが狭くて羽化しにくく時間がかかりましたが、無事羽化。命の誕生の瞬間。感激です。※動画を近日中にインスタでアップ予定です。

今日の1枚。こぼれた蜂蜜を一瞬で吸ってしまうミツバチ。



西洋ミツバチ 採蜜&羽化確認 24年5月11日

【主な作業:採蜜、羽化確認】

本日は羽化確認をしてから採蜜しました。今日も気温が上がり暑い1日でした。数年前に植樹したケンポナシが大きなり日陰を作ってくれています。理想的な蜂場になりました。


西洋蜜蜂 内検&採蜜準備

【主な作業:内検】

ミツバチ爆発!!流蜜期に入ったミツバチの勢いの凄いこと。命が溢れる。


アメリカフジが満開。訪花は稀。




羽音で満たされる蜂場。羽音を聴きながら食べる昼ご飯は最高に美味しい。

今日は羽化確認と割り出した親群、採蜜群の内検。


額面蜂児の雄。美しい。全て羽化させたいのですが、ダニが広がり過ぎるといけないので一部切除しました。雄よ、ごめん。



採蜜群は蜜枠が完成しました。ここまで蜜を集められるミツバチは本当に凄い。大切な恵み。1滴もムダにしないように明日採蜜します。

山田くんの西洋蜜蜂 5月の飼育のポイント

キーワード『分蜂、割り出し
蜜源植物がもっとも豊かな5月は群が充実するため分蜂が発生します。そのためこの時期は群を人工的に増やす割り出しが可能となります。分蜂と割り出しに関して詳しく説明します。

第5章 分蜂とは 21年5月改編・・・ 詳細はこちら
第6章 分蜂の防ぎ方 21年5月改編 ・・・ 詳細はこちら
第7章 分蜂群の定住までの注意点 21年5月改編 ・・・詳細はこちら
第8章 分蜂群の定住1回目の内検の流れ 21年5月改編・・・ 詳細はこちら
第9章 巣箱の増やし方に関する基礎知識 21年5月改編・・・ 詳細はこちら
第10章 割り出し5つのステップ 21年5月改編・・・ 詳細はこちら
第11章 割り出し群の管理3つのポイント 21年5月改編 ・・・詳細はこちら